ハーレクイン文庫
愛を捨てた理由
ケイトの職場に、5年前別れた元夫ショーンが新社長として現れた。離婚後、妊娠に気づいてひとり産み育ててきた息子の存在を知られまいと退職願を出すが、彼が家に押しかけてくる!
ショーン? 現れた新社長を見て、ケイトはわが目を疑った。5年前、ほかに女性ができたと告げて彼女のもとを去った元夫が目の前にいるのだ。今でも心は血を流しているというのに、彼の下でなんか働けるはずないわ。ケイトはその日のうちに退職願を出して帰宅したが、ショーンはなぜか家にまで押しかけてきたばかりか、いきなり抱き寄せられ、ケイトは激しく動揺する。別れたあと身ごもったと気づいて、ひとり育ててきた息子の存在。それだけは知られたくないのに……!
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- 頁数
- 216頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2024年11月01日
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- 著者
- ペニー・ジョーダン
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- 訳者
- 水間朋
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- 定価
- 760円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-71585-2
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- 書籍番号
- HQB-1256 (初版R-2087)
1946年にイギリスのランカシャーに生まれ、10代で引っ越したチェシャーに生涯暮らした。学校を卒業して銀行に勤めていた頃に夫からタイプライターを贈られ、執筆をスタート。以前から大ファンだったハーレクインに原稿を送ったところ、1作目にして編集者の目に留まり、デビューが決まったという天性の作家だった。2011年12月、がんのため65歳の若さで生涯を閉じる。晩年は病にあっても果敢に執筆を続け、同年10月に書き上げた『純愛の城』が遺作となった。