ハーレクイン文庫
未婚の母になっても
病気の母の手術代を稼ぐため代理出産を引き受けたポリーだが、妊娠期間中に母を亡くす。傷心を癒してくれたのは謎の大富豪ラウル。しかし、彼こそが代理母の依頼主だった!
母の心臓手術費を稼ぐため、ある夫婦の代理母になったポリー。しかし妊娠したのもつかの間、手術の甲斐なく母は亡くなり、失意のポリーは、依頼主が手配した屋敷で出産を待つことになる。そして、近くの森でひとり涙にくれていたとき、黒髪に黒い瞳の魅力的な男性、ラウル・ザフォルテサに出会った。彼の優しさに心癒され、気づけばポリーは恋に落ちていた。だがある日、依頼主夫婦の話は嘘で、彼が代理母の依頼主と知る。結婚はせずに子供だけ欲しいと望む、独身貴族なのだと。騙されたショックに、ポリーは逃げるようにして姿を消すが……。
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2024年09月15日
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- 著者
- リン・グレアム
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- 訳者
- 槙由子
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- 定価
- 660円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-71209-7
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- 書籍番号
- HQSP-428 (初版R-1525)
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- ミニシリーズ
- 45周年特選 9 リン・グレアム
北アイルランド出身。10代のころからロマンス小説の熱心な読者で、初めて自分で書いたのは15歳のとき。大学で法律を学び、卒業後に14歳のときからの恋人と結婚。この結婚は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚するという経歴の持ち主。小説を書くアイデアは、自分の想像力とこれまでの経験から得ることがほとんどで、彼女自身、今でも自家用機に乗った億万長者にさらわれることを夢見ていると話す。