ハーレクイン文庫
情熱はほろ苦く
強欲な亡き祖父のもとで使用人同然として育てられたクレア。遺言により財閥トップで憧れだったデインと結婚するも、金目当てと誤解され冷たく扱われてしまう。
10歳で養父母を失い、裕福な義理の祖父のもとで育ったクレア。ろくに学校にも行かせてもらえず、こき使われる日々だったが、その祖父がついに先日、闘病の末に亡くなる。そして弁護士が遺言を読み上げたとき、クレアは愕然とした。長年祖父に尽くした使用人の老夫婦には何一つ遺されていないが、クレアには、いとこの誰かと結婚すれば全財産が譲られるという。大好きな夫妻を路頭に迷わせないためには、遺産を継がなくちゃ。悩んだ末クレアは、いとこの一人デインに思いきって求婚した。かつて密かに憧れていた、今や財閥トップで遠い存在となった彼に。
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- 頁数
- 200頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2023年12月15日
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- 著者
- リン・グレアム
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- 訳者
- 田村たつ子
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- 定価
- 660円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-53104-9
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- 書籍番号
- HQSP-392 (初版R-1373)
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- ミニシリーズ
- ロマンスの巨匠たち〜リン・グレアムの軌跡 12〜
北アイルランド出身。10代のころからロマンス小説の熱心な読者で、初めて自分で書いたのは15歳のとき。大学で法律を学び、卒業後に14歳のときからの恋人と結婚。この結婚は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚するという経歴の持ち主。小説を書くアイデアは、自分の想像力とこれまでの経験から得ることがほとんどで、彼女自身、今でも自家用機に乗った億万長者にさらわれることを夢見ていると話す。