ハーレクイン文庫
婚礼の夜をふたたび
大富豪の夫ロークの浮気を知って家を飛び出したアンジーだが、弟が夫の金を使い込み、呼び戻される。ふたたび妻を手中に入れた夫は、甘美な仕打ちを企んでいた。
大富豪ロークの妻として幸せに暮らしていたアンジーは、1年前に夫の浮気を知って家を飛び出し、今は独り暮らし。そこへある日、弟がやってきて驚愕の事実を告げた――夫の口座で決済されるアンジーのカードを勝手に使って株で大損したというのだ。夫に弱みを握られてしまうわ!案の定、それを知ったロークが会いに来いと彼女に言ってきた。屈辱をこらえ、お金は少しずつ返すと訴えるアンジーだったが、ロークはからかうような冷笑を浮かべると、妻を抱き寄せてささやいた。「きみを呼んだのは、このためだ」
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2022年08月01日
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- 著者
- ミシェル・リード
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- 訳者
- 鈴木けい
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- 定価
- 690円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-70989-9
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- 書籍番号
- HQB-1136 (初版R-2716)
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- ミニシリーズ
- 珠玉の名作本棚
1997年に『追憶の重さ』で日本デビューを果たした。その後も40作以上の作品を発表し、情熱的な作風で読者の絶大な支持を集めている。執筆の原動力となっているのは、緻密な人間観察、それにロマンス小説への飽くなき愛情だという。英国チェシャー在住。