ハーレクイン文庫
ミステリー作家のマデリンはパーティでやきもきしていた。評判の悪いブロンド美女が親友のジョンにつきまとっているのだ。ジョンの体に親しげに触れる様子に無性に腹が立ち、マデリンは彼のためだと自分に言い聞かせて、忠告しに行った。翌日、昨夜のきみは嫉妬していたねとジョンにからかわれ、マデリンが強く否定すると、突然むさぼるように唇を奪われた。そのとたん衝撃が体を駆け抜け、膝の力が抜けていく。我に返ったマデリンは、あわててその場を立ち去った。友人のはずの彼に惹かれてしまう自分から逃げたくて……。
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- 頁数
- 224頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2010年01月01日
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- 著者
- ダイアナ・パーマー
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- 訳者
- 尾林玲子
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- 定価
- 681円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-93273-0
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- 書籍番号
- HQB-273 (初版D-62)
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モニター
友情が愛情に変わる瞬間とは? 男と女が不信感の塊から圧倒的存在に変わる瞬間とは? 本心とは裏腹に、自分の気持ちを素直に言葉にできないマデリンとジョン。寄せては返す波のような二人のかけひきが、じれったくも涙を誘います。ジョンの執事ホシトよろしく二人の行く末を見守っていたはずなのに、いつしかマデリンになりきっている自分に気づいたとき、皆さんはダイアナワールドのマジックに魅了されていることでしょう。
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モニター
マデリンのジョンへの態度が少しやり過ぎ?と思うところもありましたが、ジョンがマデリンを大切に想い、彼女に対しての過保護な行動などがうらやましいものでした。
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モニター
マデリンは過去の辛い恋愛で、少し臆病になっていた。そして、いつもお互いに親友だと思ってきた関係のジョンがキスを・・・。ジョンの一途な思いにジーンときました。マデリンがなかなか素直になれなくて、そしてジョンに対して信じきる事が出来なくて、大人げない事をしたり・・・。そんな二人が、いろいろな困難を乗り越えていく姿に感動しました!
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モニター
Friends & Lovers(1983年)の文庫化です。コンテンポラリーですが、25年以上前の作品ということもあり、良い意味でおっとりしています。ヒロインが想いを寄せるヒーローに絡む金髪美女も、ヒロインに近づきヒーローを激怒させるヒーローのいとこも、皆どこか善人。邦題から連想するような、読んでいて胸をかきむしられるようなドロドロした場面は最後までありません。ある誤解が解けてヒーローがヒロインに取る行動も、傲岸不遜と言うよりはむしろ子供っぽいぐらい(部屋中xxで埋まるなんて…)。1日で読めるし、読んで幸せになれる本です。心が疲れているときにどうぞ。
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モニター
主人公が昔傷ついたことが原因で、友達だと思っていたのにふと愛していることに気付いてもなかなか素直になれないところがいじらしかったです。やっとチャンスができても逃げ出そうとする主人公の気持ちがわかるんですね。彼の口ひげがセクシーで私の妄想が止まりませんでした。
ロマンス小説の世界で、今もっとも売れている作家。ニューヨークタイムズをはじめ、各紙のベストセラーリストにたびたび登場する。かつて新聞記者として毎日締め切りに追われる生活を送ったことが、現在の精力的な執筆活動につながっているという。米ジョージア州在住。大の親日家である。