ハーレクイン文庫
涙にぬれた口づけ
大富豪キャリスター家が募集する秘書職に応募したケイシー。面接をした当主のギルは「秘書に女性としての魅力はいらないから、君
に決めたよ」と言い放った。
秘書学校を出たばかりのケイシーは、就職の面接に赴いた。 大富豪キャリスター家当主、ギルの秘書に応募したのだ。 順番を待つ列には、モデルのような美女たちがずらりと並び、 当主のギルがいかにハンサムで有能かを囁き合っている。 面接室に入った彼女は、デスクに座る男性を見て凍りついた。 精悍で端整な顔に、冷たい嘲笑を浮かべて見つめてくる。 ほかの候補者たちと全然違う私を、心の中でせせら笑っているの? 上の空で面接を終えたケイシーの耳に、侮辱的な言葉が響いた。 「秘書に女性としての魅力はいらないから、君に決めたよ」
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- 頁数
- 224頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2021年08月01日
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- 著者
- ダイアナ・パーマー
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- 訳者
- 谷原めぐみ
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- 定価
- 690円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-41718-3
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- 書籍番号
- HQB-1068 (初版D-1168)
ロマンス小説の世界で、今もっとも売れて いる作家。ニューヨークタイムズをはじめ、 各紙のベストセラーリストにたびたび登場 する。かつて新聞記者として毎日締め切り に追われる生活を送ったことが、現在の精 力的な執筆活動につながっているという。 米ジョージア州在住。大の親日家である。