ハーレクイン文庫
夏の気配
偏屈な叔母に尽くし最期を看取ったフィーベ。だが遺産はなく、家も職も失った彼女に隣人のプリチャード医師は「僕の妻に」と思いもよらぬ提案を持ちかける。
ロンドンで見習い看護師をしていたフィーベは、病気の叔母の面倒をみるためサフォーク州の村へやってきた。 口うるさく偏狭な叔母の世話は並大抵ではなかったが、 主治医ジョージの温かな見守りと励ましのおかげもあり、なんとか最期まで看取ることができた。ところがその直後、フィーベに思わぬ災難が襲いかかる。叔母が財産をすべて寄付したため、家を失ってしまったのだ。呆然とするフィーベに、ジョージが突然驚くべき言葉をかけた。「ぼくらが結婚するのがいちばんいいと思うんだ」
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2020年07月15日
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- 著者
- ベティ・ニールズ
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- 訳者
- 宮地謙
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- 定価
- 550円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2020年07月01日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-59110-4
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- 書籍番号
- HQSP-230 (初版R-469)
読者レビュー
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イギリス南西部デボン州で子供時代と青春時代を過ごした後、看護師と助産師の教育を受けた。戦争中に従軍看護師として働いていたとき、オランダ人男性と知り合って結婚。以後14年間、夫の故郷オランダに住み、病院で働いた。イギリスに戻って仕事を退いた後、よいロマンス小説がないと嘆く女性の声を地元の図書館で耳にし、執筆を決意した。1969年『赤毛のアデレイド』を発表して作家活動に入る。穏やかで静かな、優しい作風が多くのファンを魅了した。2001年6月、惜しまれつつ永眠。