ハーレクイン文庫
デイジーは名門ハミルトン家の家政婦の娘で、令息であるマットとは兄と妹のようにして育った。容姿端麗で優しくて物知りな彼に幼い頃から憧れていたが、1年半前に彼はアメリカ人女性と電撃結婚してしまった。以来、深く落ち込んでいたデイジーは、彼が仕事でロンドンに戻ってくると聞き、胸を弾ませた。事故で妻を亡くし、今やマットは独り身に戻っているのだ。いまだ衰えぬ彼への想いを再認識し、彼女は思った。彼の恋の相手が務まるほど成長した私に気づいてほしい!
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2009年12月01日
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- 著者
- シャロン・ケンドリック
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- 訳者
- 大島幸子
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- 定価
- 681円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-93269-3
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- 書籍番号
- HQB-269 (初版I-1120)
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モニター
名家の息子マットと家政婦の娘デイジーは、兄と妹同然でそだったが、デイジーは幼い頃からずっと、マットの事を純粋に思っていた。そんなデイジーの切ない恋する気持が、自然に書かれていて胸をギュッと締め付けられる気がした。マットの不器用な少し冷たい?と思えるような表現も、はじめのころは「何で?」と思うこともあったが、最後にその本当の意味がわかり、まさに切ないラブストーリでした。
デイジーの純粋な気持ち、そして心が本当に優しい女性だという事が、ステキに表現されているように感じます。すごく近くにいて兄と妹の様な関係で、しかもそんな彼に恋をしている・・・心が熱くなる、そんな1冊です。 -
モニター
マットに対するデイジーの恋する気持ちに胸がキュンとしました。マットがデイジーに対する態度は少し冷たい気がしましたがそこはハーレクイン。気になるのに、冷たくしてしまう。妹と思っていた娘が女に見えてきた自分との葛藤でしょうね。面白かったです。途中少し、うん?ってマットに思ってしまいましたがラストで納得しました。デイジーの恋する気持ちに共感して読めました。
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モニター
少女の頃からずっとヒーローだけを想いつづけてきたヒロイン。妹のような存在以上にはなれないと諦めていたのに…。ヒーローの独断的な考え方に違和感はあるものの、ストーリーは大好きです! エンディングも○。
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モニター
デイジーは名門の家の家政婦の娘。その家の息子マットとは兄妹のように育てられる。無愛想でちょっと冷たい彼にデイジーは恋をする。幼い淡い恋心、あこがれ、大人に成長してもなお慕い続ける彼女の気持ち。彼がアメリカ人の女性と結婚してデイジーの傷つけられた心を思うと読んでいる私まで切なくなりホロリとさせられた。結婚の難しさ、まして兄妹のように育った二人の恋、この恋の結末は?等と考えながら読んで行くと目が離せなくなり思わず一気読みしてしまいました。
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モニター
幼い頃から、兄と妹のように育った二人。自分の立場をわきまえつつも、彼をひたむきに思う気持ちが勝ってしまうデイジー。自分の気持ちに正直に、マットにアタックしていくデイジーの勇気に拍手!! すんなり結ばれない二人に苛立ちを覚えつつも、その理由にマットの男としての器の大きさを感じます。読み終わった後、心が温かくなる一冊です。
ウエストロンドン生まれ。これまでに写真家から看護師まで、あらゆる仕事を経験してきたが、ロマンス作家が最高の職業と語る。情熱的でテンポのよい作品を好み、医師である夫をモデルに物語を書くこともあるという。