ハーレクイン文庫
メレディスはある小包を待ちわびて、不安を募らせていた。13年前に手放さざるを得なかった娘の成長を知るすべは、養母が贈ってくれる写真しかないが、それが今年は届かないのだ。最悪の事態を考え始めたころ、突然玄関のチャイムが鳴り響いた。扉の前には、片時も忘れなかったニック──娘の父親の姿がある。もしかして、ようやく私に会いに来てくれたのだろうか……?たちまち封印したはずの愛がよみがえり、期待に胸が高鳴る。だが彼の瞳を見つめたとたん、メレディスは気づいた。二人が愛し合った記憶を、彼が失っていることに。
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2009年12月01日
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- 著者
- エマ・ダーシー
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- 訳者
- 吉田洋子
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- 定価
- 681円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-93268-6
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- 書籍番号
- HQB-268 (初版I-1300)
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モニター
三人の関係がどうなって行くのか、とてもはらはらしました。聖夜の奇跡、ロマンチックな気分に、思う存分浸れます。
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モニター
この話は涙なしでは読めない話です。メレディスの娘を思う気持ちが痛いほど伝わってくるし心温まるはなしだと思います。これを読んだら恋をしたくなります。
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モニター
やむを得ず手放してしまった娘への愛情を忘れず、辛い状況にも一人で耐えてきたヒロインのひたむきな姿に共感を覚えました。どんなに困難があっても本物の愛は決して消えることはないんだなぁと幸せな気持ちになる一冊です。「三人のメリークリスマス」という題名もぴったり!
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モニター
エマ・ダーシーらしい心温まる作品だと思います。記憶を失っているヒーローとそのヒーローを思い続けるヒロイン。いつ二人の心が再び結び合うのかと読みながらドキドキハラハラしました。最後にはほろりと泣かせてくれるクリスマスに読むとっておきの1冊だと思います。
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モニター
エマ・ダーシーという事で、構えることなく安心して読めました。やっぱり人気作家だけのことはあります!!! クリスマスにぴったりの物語です。もどかしさとせつなさと、そして愛に溢れた物語です。文庫なので重たくもなく、どこでも感動が味わえます。この作品に出会えてよかったです。
フランス語と英語の教師、コンピューター・プログラマーを経験したのち、ロマンス小説の作家に転身。人と接するのが好きというだけあって、人物描写に特に優れており、登場人物それぞれを生き生きと魅力的に描いている。豪ニューサウスウェールズ在住。