ハーレクイン文庫
花開くとき
手術のせいで子供ができない体になったブリナは、実業家ラフの愛人となっていた。だが、彼が望んでいないのに妊娠しているのに気づき、ラフのもとを去る。
ブリナは信じられなかった──このわたしが妊娠9週目?このところの体調不良がそのせいだなんて、夢にも思わなかった。思春期のころの手術のせいで子供を持つことはできないと言われ、運命を恨んでさんざん泣き暮らした時期もあったけれど。いまは彼女なりの愛される資格を探りながら、半年前、金融界の大物ラフ・ギャラハの愛人になったのだ。だけど約束も束縛もしないという二人のルールは、もう守れない。ブリナは何も告げずにラフのもとを去った。愛していたから。子供が欲しくない、彼の重荷にはなりたくなかったから。
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2019年09月01日
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- 著者
- キャロル・モーティマー
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- 訳者
- 安引まゆみ
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2019年09月06日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93971-5
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- 書籍番号
- HQB-971 (初版R-618)
1978年にイギリスでデビューして以来、これまでに刊行された作品は実に150冊を超える。14歳のころからロマンス小説に傾倒し、作家になることを決意した。物語を書き進めるうちに徐々に主導権が登場人物に移り、いつのまにか彼らが自由に物語を紡ぎはじめるのだという。