ハーレクイン文庫
サラは、生死の境をさまよっていた。 数時間前までは雪に覆われた厳寒の道をひた走っていたはずだ。 孤高の男性、マッケンジー・ホークに会うために。 行方不明になった兄を救えるのは彼しかいないと……。 やがてサラは、ぼんやりと意識を取り戻した。 瞼を開けると、燃えさかる暖炉の前に逞しい男性の影が見えた。 人を拒絶したような寡黙な背中に、思わず胸が締めつけられる。 ひどく傷つけられて、何も感じなくなった虚ろな瞳── 彼は振り返るや、とりつく島もなくサラに告げた。帰ってくれと。
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- 頁数
- 288頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2019年02月01日
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- 著者
- シャロン・サラ
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- 訳者
- 葉山笹
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2019年01月18日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93930-2
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- 書籍番号
- HQB-930 (初版LS-256)
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なんちゃん373
ヒーローがカッコ良すぎ。出会いは冷たかったけど心のキズの殻を破ったら高潔にして誠実、一途にヒロインを愛してくれる。そんなヒーローに私も愛されたいです。ヒロインも可愛くてお互いにひかれあっていくまでの過程が良くて夢中になって読んでました。シャロン・サラらしく読んで後味のいい作品でおすすめの一冊です。
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モニター
冒頭、命がけの出会いに度肝を抜かれました。こんな凄い出会いは初めてです。
二人を狙う強大な敵とどう戦うのかを考えながら最後まで一気に読みました。
ヒロインのサラは感情豊かで太陽のように魅力的です。そんなサラと心を通わせ、惹かれていく過程で自分の孤独に気付くヒーローのホーク。読みながら胸が躍りました。
雪山が舞台ですが、二人の発する恋の予感と情熱を感じながら読んでいると、寒いよりもむしろ暖かく感じました。 -
夕鶴
狙われ追われるヒロインのサラと、男らしさと魅力を併せ持つホークのどちらにも惹かれる物語です。カイアミン山での出会いから一緒に暮らす事になった二人の心理描写にドキドキしました。愛する女性に裏切られ心を閉ざしていたホークがサラと出会って変わっていくところも素敵です。サラの物怖じしないところ、溌剌とした魅力に溢れるところにも憧れを感じます。一気に読んでしまいました。友人にもお勧めしたい一冊です!
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モニター
心に深い傷をおった男性ととある女性が出会い事件に巻き込まれながらも愛をはぐくんていく恋愛小説です。もう少しじっくり時間を掛けてお互い惹かれていく様を書いてほしかった気もしますがハラハラドキドキさせてくれる恋愛小説を読みたい方にはおすすめかもしれません。といっても登場人物も少なくそこまで難しい内容ではないので初心者向きです。
オクラホマ生まれ。根っからのロマンティストで、自らの想像力が生み出した物語を多くの人に伝えたいという夢を叶えて全米ベストセラー作家となった。エンターテイメント性の高い作品のなかにも深い愛情を込め、人を癒すことが最大の喜びと語る。近年ではダイナ・マコール名義でも多くの作品を著し、新たなファンを増やしている。