ハーレクイン文庫
十代のころ
10年ぶりに帰郷したマギーは、夢中だった義理のいとこマーカスと再会した。昔マギーが仕方なくついた嘘を恨むマーカスから、今また冷たく当たられ……。
親族の苦境を聞きつけてマギーは10年ぶりに故郷に帰った。 懐かしい我が家を前に、封印したはずの苦い記憶が甦ってくる。 両親を早くに亡くして内にこもりがちだった少女時代、 やさしく見守ってくれた義理のいとこのマーカス……。 マギーは彼に夢中になり、愚かにも愛されていると信じた。 だが、彼の突然の婚約発表によって淡い恋心は打ち砕かれ、 彼女は傷心のあまり、取り返しのつかない嘘をついてしまった。 「出ていけ!」そう叫んだマーカスの怒声は今も耳に残っている。 いまだに疼く傷跡を胸に、マギーは勇気を出して家の扉を開けた。
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- 頁数
- 200頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2018年10月15日
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- 著者
- ペニー・ジョーダン
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- 訳者
- 麻生恵
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- 定価
- 550円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年10月05日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-99375-5
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- 書籍番号
- HQSP-175 (初版R-675)
読者レビュー
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1946年にイギリスのランカシャーに生まれ、10代で引っ越したチェシャーに生涯暮らした。学校を卒業して銀行に勤めていた頃に夫からタイプライターを贈られ、執筆をスタート。以前から大ファンだったハーレクインに原稿を送ったところ、1作目にして編集者の目に留まり、デビューが決まったという天性の作家だった。2011年12月、がんのため65歳の若さで生涯を閉じる。晩年は病にあっても果敢に執筆を続け、同年10月に書き上げた『純愛の城』が遺作となった。