ハーレクイン文庫
心のなかの小箱
天涯孤独のメリーは、ジュールダンに偽装結婚を頼まれる。初めて優しくされて彼に心惹かれてゆくが、
娘の親権が取れなくなり、メリーは用済みとなって…。
天涯孤独のメリーは病院で働き、ひっそりと暮らしていた。 ある日、メリーの輸血で救われた患者ジュールダンの熱心な誘いで、食事に出かけることになり、 そこで上流階級の彼から、偽装結婚を申し込まれる。 娘の親権のために、後腐れのない彼女を妻役に選んだだけ── そうと知りながらも、生まれて初めて優しくされて、 一回り以上も年上のジュールダンに次第に惹かれていくメリー。 ところが、彼の元妻が再婚し、娘の親権が取れなくなってしまう。 用済みになったメリーは、別離の予感に小さく震えた……。
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- 頁数
- 200頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2018年08月01日
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- 訳者
- 安引まゆみ
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年07月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93895-4
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- 書籍番号
- HQB-895 (初版R-458)
ロマンスの草創期に活躍した英国人作家。第二次大戦中、14歳の頃から労働を強いられ、苦しい生活の中から“現実が厳しければ厳しいほど人は美しい夢を見る”という確信を得て、ロマンス小説を書き始める。32歳で作家デビューを果たし、30余年の作家人生で約70作を上梓。生涯独身を通し、1989年に永眠するも、ロマンスの王道を貫く作風が今もファンに支持されている。