ハーレクイン文庫
プルーデンスが憧れのニコロスと結婚して、8年の月日が流れた。 今でこそ彼は大企業の最高責任者として辣腕をふるう身だが、 傾きかけた父親の会社を救うため、彼女と結婚しただけなのだ。 しかも結婚式では酒をあおり、初夜の契りを頑なに拒絶した── 思い出すだけで、胸を焼くような悲しみがこみ上げてくる。 夫への未練を断ち切るため、ついに彼女は離婚を切り出していた。 ところが予想外にもニコロスは、この結婚を本物にしたいと、 君が望むなら、肉体関係を結んでもいいと言い出したのだ。 彼の真意がつかめず、プルーデンスの心は締めつけられるが……。
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- 頁数
- 224頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2018年08月01日
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- 著者
- リン・グレアム
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- 訳者
- 愛甲玲
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年07月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93891-6
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- 書籍番号
- HQB-891 (初版R-2190)
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モニター
最初から胸がドキドキしっぱなしでした!! 愛のない結婚に区切りを付けるヒロイン、それを食い止めるヒーロー! ページを捲るにつれ胸がきゅんとときめいて、逆に苦しいくらい!! 最後までどんな結末になるか解らず、必死で物語を追いました。「結婚には愛がなくちゃね!」と思わせてくれる作品です!
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ひな
ヒロインは容姿の自信の無さと、家族に恵まれない事でヒーローを信じ切れない。結局は2人共にプライドの高さが邪魔をして、本音を話し合えないから愛し合っているのに遠回りしている。ヒーローはあんなにヒロインを大事にしているのになぁ…ヒロインが少しだけ頑なかな。他のギリシア人ヒーローよりも傲慢度は低め⁉︎ ヒロインの祖父がかなりの曲者(笑)
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初ハーレクイン体験
それぞれの事情で望まぬ結婚をしたプルーデンスとニコロスが、8年経ってちゃんとした夫婦になろうとするのですが、すれ違いや意地の張り合いが多く読んでいてもっと素直に!! とヒロインに言いたくなります。愛人を3人持つニコロスというヒーロー像がハーレクインで正しいヒーロー像なのかは分かりませんが、遊び人であっても妻は別格という信念は好感が持てました。また、女性の扱いがスマートなのも遊び人ならではで素敵でした。私も素敵にエスコートされたいです。
プルーデンスは外見に関して凄く酷い描写があってヒロインとして大丈夫なのか不安になりましたが、周りが美人やモデルだらけの上流社会という事なので、普通のぽっちゃりした女性という風に理解したら、「イケメンモテモテのモデル級の憧れの人とある日突然結婚する事になった普通の女性の話」という感じで大変夢がある話だと感じました。
プルーデンスの自立したいという思いや赤ちゃんの事というデリケートな話が出てくるので、そういう現実っぽい話が絡むのは好きではないという人は冷めるかもしれませんが、プルーデンスに嫌がらせをしてくるニコロスの愛人に最後圧倒的勝利!という気分にさせてくれるのは気持ちいいです。普段、小説を読まない私が初めてハーレクインを読みました。翻訳小説なので、読みにくいかも?と心配していましたが、とても読みやすかったです。 -
モニター
内気ながらも自立の道を見つけていこうとするヒロインと何でも手に入る豪腕なヒーローが、周りに翻弄されているのはヤキモキしました。二人の愛と友情を育む姿にグッときました。
北アイルランド出身。ロマンス作家の中でトップクラスの人気を誇る。大学で法律学を学んでいた18歳のとき結婚。この結婚は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚という経歴の持ち主。スリランカからの養子を含めた5人の子供を育てている。時間のあるときは大好きな庭仕事に励み、得意のイタリア料理の腕をふるう。