ハーレクイン文庫
愛は忘れない
記憶喪失に陥って1年。サマンサのもとに夫と名乗る大富豪アンドレが現れるが、見覚えがない。しかし彼のキスとともに、忌まわしい記憶が甦りかける。
サマンサは1年前の事故のせいで、記憶の全てをなくした。 首飾りに刻んであった名前も、住んでいた場所さえ覚えていない。 どうして事故に巻き込まれたかすら。 ある日、不意に現れた大富豪に「僕の妻だ」と抱きしめられて、 見覚えがあるはずもない彼女は、怯えて卒倒してしまう。 だが、アンドレと名乗る夫に甘くキスをされると記憶が疼くのだ。 忘れたはずの過去が、また例の痛みを伴って全身を引き裂く。 記憶を失う寸前まで、サマンサは壊れた人形だった。そして── 過去を抹消することが“彼”を拒絶する唯一の方法だった。
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- 頁数
- 224頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2018年07月01日
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- 著者
- ミシェル・リード
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- 訳者
- 高田真紗子
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年06月22日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93886-2
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- 書籍番号
- HQB-886 (初版R-1783)
読者レビュー
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1997年に『追憶の重さ』で日本デビューを果たした。その後も40作以上の作品を発表し、情熱的な作風で読者の絶大な支持を集めている。執筆の原動力となっているのは、緻密な人間観察、それにロマンス小説への飽くなき愛情だという。英国マンチェスター在住。