ハーレクイン文庫
アンダルシアにて
病院で目覚めたとき、アラベルは記憶を失っていた。
夫だと名乗るコルテスが現れるが覚えがないどころか、ほかに愛する人がいるような気がして困惑する。
スペインの病院で目覚めたとき、アラベルは記憶を失っていた。 見舞いに来たコルテスに夫だと言われても、何も思い出せない。 それどころか、地元の名士だという尊大そうな夫の顔は、 アラベルをひどく落ち着かない気持ちにさせるのだ。 だれかほかに愛した人がいたような気がして……。 連れて帰られた豪奢な屋敷で、コルテスに執拗に体を求められて、 否応なく甘美な夢を与えられるけれど、なぜかむなしさが募る。 ある日、夫の愛人と名乗る女性に、籠に入った鳥を見せつけられ、 アラベルは思わず悲鳴を呑み込んだ。もしかしてこれが私なの?
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- 頁数
- 224頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2018年06月01日
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- 訳者
- 斉藤雅子
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年05月24日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93883-1
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- 書籍番号
- HQB-883 (初版I-8)
読者レビュー
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ロマンスの草創期に活躍した英国人作家。第二次大戦中、14歳の頃から労働を強いられ、苦しい生活の中から“現実が厳しければ厳しいほど人は美しい夢を見る”という確信を得て、ロマンス小説を書き始める。32歳で作家デビューを果たし、30余年の作家人生で約70作を上梓。生涯独身を通し、1989年に永眠するも、ロマンスの王道を貫く作風が今もファンに支持されている。