ハーレクイン文庫
18歳でクラリッサは、心から慕っていたロブと結婚した。 でも一回り近くも年上のロブが優しすぎて、ときどき不安になる。 富豪の夫は幼いクラリッサを愛しているわけではなく、 兄と父を亡くした彼女と母を救っただけではないか。 厳しい親に躾けられて、寝室の行為もほとんど無知に等しかった。 だからきっと彼を失望させているはずだと……。 妊娠が発覚した夜のこと、クラリッサの予感は的中する。 自分の母親とロブが熱く抱擁している姿を見てしまったのだ。 動揺した彼女は「私でごめんなさい」と謝り、すぐさま逃げた。
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2018年06月01日
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- 訳者
- 山田信子
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年05月24日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93878-7
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- 書籍番号
- HQB-878 (初版I-571)
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モニター
とにかく一途なロブが素敵です。ひたすらクラリッサの成長を待ち、見守り続けるロブの気持ちをわかってあげてとヒーロー寄りの気持ちで読み続け、気づいたらページが進んでいました。ラストの邦訳の元になった言葉にはご馳走様ですと言わせてもらいましょう(笑) クラリッサが急に成長してくれて良かったね、ロブ。
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モニター
若さと愛について何も知らない事が原因であるとはいえ、ヒロインのヒーローに対する態度には読んでいてずっとやきもきしていました。その分、ヒロインが精神的に大人になるまで辛抱強く相対しているヒーローの姿にはキュンキュンしました。すごくかっこよかったです。あと、今回の作品には本当に腹の立つ人物は登場しなかったので、読んでいてもすごく不快になることもなく、気持ちよく読み終える事が出来ました。自分を預けられるくらい頼りがいのあるヒーローを求めている人には、ピッタリの作品だと思います。
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shiaki
若く純真なヒロインと、彼女を守る年上のヒーローのお話です。幼い頃から淡い想いを抱いてきた初恋の人と結婚して幸せいっぱいの生活が始まるかと思ったら、えー !お母さん?!ってなりました。あんな場面wp見たら、誰だって逃げ出したくなると思います。でも、ヒロインもヒーローも自分の気持ちをなかなか言えずすれ違ってばかり。結末は良かったけれども、もっと早くお母さんが勇気を出してくれたら…と思いました。
南アフリカ出身。帰国途中だったニュージーランド人男性と出会い、一度は国へ帰ったがすぐに引き返してきた彼と半年後に結婚した。上の3人の子供を南アフリカで、下の2人をイギリスとオーストラリアで産む。作家になるのは幼い頃からの夢で、夫とともに世界中を巡ってきた経験を生かした作品を書きつづけている。現在はオーストラリアの海を望む家に暮らす。