ハーレクイン文庫
裏切りのゆくえ
ミリーは銀行家の夫レアンドロと姉の浮気を知って家を出た。1年後、ある事情から家に帰るが、再会した夫は離婚を許さず妻として家に留まるよう要求した。
傷心のままミリーが夫レアンドロのもとを去ってから、1年。 夫の子を身ごもっていると姉に告げられたのも記憶に新しい。 だが、その姉も今は亡く、ミリーは遺された赤ん坊のことで、 久しぶりに自宅に戻り、銀行家の夫の帰りを待ちわびている。 姉が欲しかったのなら、姉と結婚すればよかったのに、 なぜ私と結婚したの……胸に渦巻く哀しみを消せないままに。 そこへ、以前と変わらぬセクシーさで現れた夫は、 ミリーが赤ん坊を引き取りたいと知るや、平然と答えた。 「子どもの母親になりたいなら、僕の妻としてここに留まるんだ」
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2018年05月01日
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- 著者
- サラ・モーガン
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- 訳者
- 木内重子
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年04月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93874-9
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- 書籍番号
- HQB-874 (初版R-2492)
読者レビュー
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恋助(レンスケ)
サラ・モーガンの作品は設定が素晴らしいので何冊か読んでいます。離れてしまった心が再び!というのは多くの読者を魅了するテーマの一つだと思います。傷心でボロボロになってヒーローのもとを離れてしまったミリーに対し「捨てられた。だが戻ったからには二度と手放さない。愛している」とのレアンドロ。ミリーが傷ついた経緯も共感出来るし、レアンドロの過去に囚われる事無く問題を解決し、成し遂げる力も素晴らしいと思います。まさしくヒーローに可憐なヒロインです。何度も読み返したくなる作品です。
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モニター
お互い素直になれないが故のすれ違いが続き、読んでいてもどかしかっただけに終盤のどんでん返し、ハッピーエンドに思わず安堵の溜め息が出ました。そしてクールで皮肉屋で本当は優しいハンサムから強引に愛される、女性なら一度は想像するような恋に胸がときめきました。まさに大人の恋愛。ハーレクイン文庫を読んだのはこれが初めてでしたが読みやすかったと思います。
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イギリスのウィルトシャー生まれ。看護師としての訓練を受けたのち、医療関連のさまざまな仕事に携わり、その経験をもとにしてロマンス小説を書き始めた。すてきなビジネスマンと結婚して、2人の息子の母となった。アウトドアライフを愛し、とりわけスキーと散歩が大のお気に入りだという。