ハーレクイン文庫
あなたしか知らない
結ばれたばかりの愛する義兄ジェイクに自分以外の恋人がいたことを知り、ジェイミーは家を飛び出した。
6年後、再会した義兄は彼女を蔑みの目で見下して…。
永遠に君を愛する──繰り返される口づけ。18歳の切ない誓い。 義兄ジェイクと結ばれたジェイミーは輝きのなかにいた。 だが、その日、義兄がほかの女性と抱きあう姿を見て、 少女はすべてに絶望し、無言のまま家を去ったのだ。 それから6年がたち、思いもよらぬ義兄との突然の再会が、 あの日の苦痛よりもっと酷な傷をジェイミーに刻みつけた。 既に婚約者がいる、大企業の社長となった義兄が唇を歪め、 辛辣な言葉を浴びせたのだ。あれから何人の男を知った、と。 あなたしか知らないわ……ジェイミーは寂しい心でつぶやいた。
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- 頁数
- 200頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2018年03月01日
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- 著者
- ペニー・ジョーダン
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- 訳者
- 富田美智子
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年02月16日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93864-0
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- 書籍番号
- HQB-864 (初版R-597)
読者レビュー
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リリイ
はじめてのロマンス、はじめてのハーレクインでした。初心者におススメの一冊かな、と思います。ヒロインのジェイミーは、義兄ジェイクのことを本当に、本当に好きで仕方がないのに、昔受けた屈辱が忘れられなくて、その葛藤が一人称で描かれているので、終始ハラハラさせられました。好感が持てたのはヒロインが自立した女性であることで、ジェイクの婚約者とのエピソードが一番大好きな場面です。
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モニター
あることがきっかけで結婚の誓いをしていた義兄と別れ、自立して生きてきたヒロイン。数年ぶりに義兄と再会し、まだ義兄を想う気持ちの葛藤と義兄の思惑や葛藤が垣間見られて、読んでいてハラハラドキドキする作品でした。ヒロインの前向きな性格や、男性として完璧だけど少し高圧的なヒーローとのやりとりがよかったです。
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黒井黒豆
信じたいのに信じれられなくて殻にこもるヒロインにはヒーローの本心がわからない…なぜ気づかない!! と、ヒロインの背中を押してあげたい! どうか想いを伝え続けて欲しい。駆け引きなんかいらない、二人にとってとても大切なこと。
1946年にイギリスのランカシャーに生まれ、10代で引っ越したチェシャーに生涯暮らした。学校を卒業して銀行に勤めていた頃に夫からタイプライターを贈られ、執筆をスタート。以前から大ファンだったハーレクインに原稿を送ったところ、1作目にして編集者の目に留まり、デビューが決まったという天性の作家だった。2011年12月、がんのため65歳の若さで生涯を閉じる。晩年は病にあっても果敢に執筆を続け、同年10月に書き上げた『純愛の城』が遺作となった。