ハーレクイン文庫
月光のアフロディテ
母を勘当した祖父が病に伏し、一目ヘレンに会いたいと言ってきた。迷う彼女の前に祖父の使者だという大富豪デイモンが現れ、強引にギリシャへ連れ去られる。
会ったこともないギリシャ人の祖父から手紙が届いた。 病床に伏し、死ぬ前に一目ヘレンに会いたいと言うのだ。 ヘレンは同情をおぼえるも、父と駆け落ちした母を勘当し、 亡くなるまで許さなかった祖父を恨む気持ちもある。 迷う彼女の前に、ある日、祖父の使者だという謎の富豪が現れる。 その男、デイモンは美しいが、微塵の甘さも感じさせない野獣のような鋭い目で、力ずくでも君を連れていく、と告げた。 容赦なく追いつめられて、怯えるヘレンは思いもしなかった。 このあとの船旅で、デイモンの激情の炎に焼かれようとは。
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- 頁数
- 224頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2018年03月01日
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- 著者
- サラ・クレイヴン
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- 訳者
- 長沢由美
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年02月16日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93862-6
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- 書籍番号
- HQB-862 (初版R-214)
読者レビュー
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モニター
若さ溢れるヒロインの行動力と感情に振り回されるギリシア人ヒーローが微笑ましい作品です。二人のプライドが心の擦れ違いを生みながらも情熱は止まらない! 一度ギリシア男の情熱に火が付けば熱く激しく狂おしい。女神様と一緒に二人共早く素直になってー! と叫び、最後にうっとり…やっぱりギリシア人ヒーロー良いですねー…。
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モニター
とても強情なヒーローとヒロインの駆け引きで始まります。お互い素直になればもっと近道が出来たと思いますが、それが逆に愛を深く育み、自分の気持ちと向き合ういい時間になったのかなと思います。ギリシアは男性が支配するイメージが強いですが、少し羨ましくなるくらいの熱情でした。
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モニター
かなりしっかり者のヒロイン、どうやらまだ19歳のようです。難しいお年頃なのだなと思いつつ読むと、素直になれない言動に納得いきます。そしてヒーローも素直じゃないところは同レベルで、じれったいです。美しい穏やかな島で少しずつ歩み寄って、頑なな気持ちがほぐされていくような、素敵なお話でした。
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イングランド南西部サウス・デボン生まれ。海辺の家で本に囲まれて育った。学校卒業後は地元のジャーナリストとしてフラワーショーから殺人事件まで、あらゆる分野の記事を手がけた。ロマンス小説を書き始めたのは1975年。以来、もっとも情熱を傾けているのは執筆だが、余暇にはレストランでの食事や観劇、欧州旅行を楽しむという。