ハーレクイン文庫
暁を追って
双子の姉が交通事故で死に、車に同乗していた妹も重体になる。ローレルは途方にくれ、大富豪だという姉の夫に助けを求めるが、彼に姉本人と勘違いされて…。
「僕は妻に金を出すと約束した。妻を抱くのは当然のことだ」 ロレインがいつまでも拒むので、傲慢な夫は腹を立てている。 「結婚前からバージンじゃなかったくせに、なぜもったいぶる」 彼は知らない。私の体が無垢なことも、この胸に秘めた思いも。 堪えきれない涙がひと筋、ロレインの頬を伝った。 病室で一人、苦しむ妹の治療費のためなら何でもする覚悟だった。 けれど、大富豪の夫ハルに惹かれるとは夢にも思わなかったのだ。 しかもある“秘密”を、夫に絶対に知られてはならない。 自分がハルの妻ではなく、彼女の双子の妹だということを。
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- 頁数
- 200頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2018年02月01日
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- 著者
- ケイト・ウォーカー
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- 訳者
- 鏑木ゆみ
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年01月19日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93855-8
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- 書籍番号
- HQB-855 (初版R-804)
読者レビュー
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かんこ
幼い妹の手術費を亡き双子の姉の夫ハルからだますような形で工面したロレインだけど、結果的に2人は惹かれあってしまった。タイトルが「暁を追って」なので、難しそなストーリーかと思いきや純粋なラブストーリーで、タイトルの意味も含めて楽観主義と強い信念が入り混じって納得がいき、スラスラ読み進める一冊でした! この作者の作品を読んだことが無かったのでファンになりました♪
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みっちょ
重体の妹の治療費のために、双子の姉になりすまそうとした妹ローレルが、冷たい人間だと思っていた姉の夫ハルに惹かれていく心の変化と、騙している後ろめたさから真実を告げたい葛藤にハラハラどきどきしました。ラブロマンスにサスペンスが混ざった感じで最後まで楽しめます!!
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イングランド中部ノッティンガムシャーに生まれ、ブロンテ姉妹の生地ヨークシャーで育つ。ブロンテ姉妹の研究で修士号を取得したのち、児童館の司書を経て、息子の誕生を機に作家活動を開始した。以来30年近くにわたって活躍を続けるベテラン作家。