ハーレクイン文庫
メモリー
18歳で結婚した天涯孤独のアプリルは、夫ラスに“君の愛は重い”と捨てられてしまう。6年後、記憶喪失に陥った彼女の前にラスが現れるが何も思い出せない。
“君のキスや愛情で、僕は息がつまりそうだ……” 6年前、愛する夫ラスが別れぎわに言い放った言葉を、 今日もアプリルは胸の痛みとともに思い出していた。 天涯孤独の彼女にとって、結婚生活は初めて知った幸福だった。 それなのにラスにはその愛は重く、若い彼女をおいて去ったのだ。 物思いに耽るアプリルの前に、そのときトラックが飛び出し── 頭を強打した彼女は、目覚めると記憶の一部を失っていた。 やがて病室に、知人だという、見知らぬハンサムな男性が現れる。 アプリルは彼を見つめた。まさか自分を捨てた夫だとは思わずに。
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- 頁数
- 272頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2018年02月01日
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- 著者
- ゼルマ・オール
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- 訳者
- 国東ジュン
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年01月19日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93854-1
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- 書籍番号
- HQB-854 (初版A-107)
読者レビュー
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1980年代、ハーレクイン黎明期に活躍し、愛の痛みを描く作風で、いまなお高い人気を誇る伝説的な作家。作家になる前はテキサス州財務省の税関職員だった。旅を愛し、物語に深みを与えるために、巡った土地の記憶を日記に綴るのだという。