ハーレクイン文庫
保育士のデイジーは平凡な娘だが、園児たちには人気がある。 あるとき園で食中毒が発生し、そのとき知り合った園児の叔父、 医師セイムアが、以来、何かと声をかけてくるようになった。 まだ恋すら知らないデイジーはひたすら困惑するばかりで、 「先生は皮肉屋で傲慢で怖いわ」と反発してしまう。 だが、内心では淡い期待を胸に、 医師が訪ねてくるのを心待ちにしている自分がいるのだ。 今日も彼の声が聞こえ、デイジーの胸は思わず高鳴る。 ところが、セイムア医師は息をのむほど美しい人と一緒だった。
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- 頁数
- 200頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2017年09月01日
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- 著者
- ベティ・ニールズ
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- 訳者
- 早川麻百合
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年08月23日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93829-9
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- 書籍番号
- HQB-829 (初版R-1148)
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モニター
心がほんわり温かくなるお話でした。クールなドクターがやきもきするシーンはいじらしく、可愛く感じました。ベティらしさ満載でまた彼女の作品を読みたくなりました。
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ぜんママ
ヒロインは いわゆる「器量のぱっとしない」容姿の女性。 しかし真面目な性格と正しい心の持ち主。家族の為に与えられた仕事をしっかりとこなす真面目さも際立っています。ヒーローはそんな彼女に惹かれていきます。二人は相手の人間性をちゃんと知ってゆっくりとお互いの気持ちを育んでいるので、読んでいて安心します。結ばれた後のストーリも知りたくなる、そんなお話です!
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こにこ
タイトル通り、初めての感情に戸惑いつつ自分に向き合って、周りの不遇な扱いにもめげずに努力を続けるヒロインに心を打たれました。恋心を忘れかけたマダムな方から、学校出たての若い方まで、みなさんにオススメしたいです。
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mimi
保育士デイジーと医師セイムアとの恋。出会いの時からお互い求めていたのに、気づくのに随分と遠回りをしてしまいましたね。思わず自分の初恋と重ねてしまいました。二人を取り巻く様々な人との関わりについても、映像が目に浮かぶほど細かく書いてあって読み応えがありましたが、欲を言えばセイムアの気持ちをもう少し熱く織り交ぜて書いてあったら、ドキドキ度満載だったと思います。
イギリス南西部のデボン州で育つ。オランダ人の夫と14年間その故郷に住み、看護師として病院で働いた。イギリスに戻った後、1969年『赤毛のアデレイド』を発表して作家活動に入る。穏やかで静かなロマンスは多くのファンを魅了した。2001年6月、惜しまれつつ永遠の眠りについた。