ハーレクイン文庫
億万長者の花嫁
大資産家チェーザレの子をサマンサは身ごもっていた。
だがチェーザレは、当時視力を失っていたため彼女の顔すら知らない。サマンサは彼の愛を信じられず…。
サマンサは巨大企業の受付ロビーに立ち尽くしていた。 チェーザレに、この体に新しい命が宿っていることを伝えるために来たのだが、いざ口を開こうとすると心が揺らぐ。 彼はサマンサが生涯かけて稼ぐお金を1分で稼ぐほどの実業家だ。 なによりも、チェーザレは彼女の名前すら知らない。 それどころか目や髪の色、顔がそばかすだらけだということも。 会えばきっと幻滅して、すべてが終わる。 あの夜、一時的に視力を失っていた彼に絶望から求められ、 思いを止められないサマンサは、おずおずと身を任せたのだから。
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2017年09月01日
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- 著者
- キム・ローレンス
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- 訳者
- 東みなみ
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年08月23日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93827-5
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- 書籍番号
- HQB-827 (初版R-2722)
読者レビュー
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ゆんゆん
ヒーローは大富豪だけど寂しい一面があり、それが傲慢へと。ヒロインは地に足が付いているけど自分に自信が持てずにいる…というイメージでしたが、人物描写が素晴らしく、各登場人物の魅力を含め、二人の掛け合いのようなやり取りに始終ニマニマ。読み進めて行くうちに増していく、ヒーローの独占欲にキャーッ♪でした。色気のある大人の恋愛を楽しめる一冊だと思います。コミック版も出ているみたいなので、そちらも読んでみたいと思った1冊でした。
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モニター
一見地味でおとなしく見えるヒロインが実は芯が強くて意地っぱり、ヒーローは俺様という有りがちな設定ですが、ポンポン言い合うセリフが楽しく、展開も早いので一気に最後まで読んでしまいました。
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イギリスの作家。ウェールズで生まれ育ち、結婚後はウェールズ北西部のアングルジー島の農場に住む。もともとロマンス小説が好きで、2人の男の子を育てるかたわら夫に励まされて執筆を始め、今は書くことに熱中している。ガーデニングと料理、海辺のジョギングが趣味という。