ハーレクイン文庫
サンレモ、運命の街
妊娠した姉に、中絶費用を送りつけてきた冷酷な大富豪カルロ。亡き姉を捨てた憎むべき人のはずなのに、
カサンドラは彼の魅力に抗えず、翻弄されてしまう。
カルロが亡き姉の忘れ形見を引き取ると言い出して、1年。 カサンドラは姪を連れ、あてどなく街から街へと移り住んでいた。 あの日、妊娠を伝えた姉に、中絶費用を送りつけてきたカルロ。 無言の侮辱に耐え、姉は出産したが、そのときの非情な仕打ちを思い返すだけで腸が煮え返る。そんな男に姪を渡す気はない。 海から少し離れたところに宿をとっていたカサンドラは、 浜辺から戻ってくるなり、フェラーリに気づいてふと足をとめた。 車から、一分の隙もない身のこなしの男性が降りてきたからだ。 それは、冷酷な人でなし──大富豪カルロ・バレンティだった。
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- 頁数
- 200頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2017年07月01日
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- 著者
- ミシェル・リード
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- 訳者
- 山ノ内文枝
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年06月23日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93813-8
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- 書籍番号
- HQB-813 (初版R-1445)
読者レビュー
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香夜
序盤は心が行き違っていた、ヒーローにゆっくりと惹かれていくヒロイン。どうか3人仲良くいい家族であって欲しいです。
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あや
意思が強くて、聡明なカスが素敵です! テリーのことを本当に愛していて、自分が大嫌いな相手だとしても、テリーの父親だと伝えたりする公平な人柄がいいと思います。それだけに、姉のことがなにも解決しないうちに関係を持ってしまうのは少し残念でした。でもこの本に出てくる登場人物はみんな好きです!
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1997年に『追憶の重さ』で日本デビューを果たした。その後も40作以上の作品を発表し、情熱的な作風で読者の絶大な支持を集めている。執筆の原動力となっているのは、緻密な人間観察、それにロマンス小説への飽くなき愛情だという。英国マンチェスター在住。