ハーレクイン文庫
奪われた唇
精悍な富豪ブライスの腕に抱き締められるとサビーナは胸苦しくなる。身を守るためにある人の婚約者になっているという、そのことを彼に告げられないせいで。
ある日、サビーナはブライスと名乗る富豪と出会う。 その威圧的な態度に怯えつつも、男らしい魅力を放つ彼にサビーナはまたたくまに惹かれていき、ブライスと過ごしたひとときのあとにはもう、離れがたく感じていた。 そして別れ際、彼のまなざしに射抜かれると、 落ち着かない気持ちにさせられるのだった。 そんな目で見られても、私はあなたを愛せない── そう、サビーナには、ある危険から身を守るために、 権力者と婚約しているという“秘密”があって……。
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2017年07月01日
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- 著者
- キャロル・モーティマー
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- 訳者
- 水間朋
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年06月23日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93812-1
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- 書籍番号
- HQB-812 (初版I-1627)
読者レビュー
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やまちゃん
心の奥で惹かれあうのに拒否しなければならないサビーナの辛さが私の身に染みて、抱きしめてあげたくなります。でも、甘いだけの話ではなく、恐怖と苦しみの中でけなげに前を向いて歩く女性の強さも感じられました。
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モニター
この人を愛している。傲慢なところ、魅力的なところ、やさしいところ・・・・全部を。ピュアすぎる!! サビーナのブライスに対する気持ちが純粋で、とても切ない。好きになってはいけない。気持ちを抑えるほどに、どんどん好きな気持ちが溢れて止まらない。そんなサビーナのような恋がしてみたい。ブライスのような男性と出会いたい。そんな気持ちになれる1冊でした。
1978年にイギリスでデビューして以来、これまでに刊行された作品は実に150冊を超える。14歳のころからロマンス小説に傾倒し、作家になることを決意した。物語を書き進めるうちに徐々に主導権が登場人物に移り、いつのまにか彼らが自由に物語を紡ぎはじめるのだという。