ハーレクイン文庫
愛なきハネムーン
養父の命でギリシア実業家アレクシオと政略結婚をすることになったイオーネ。アレクシオは彼女をメイドのように扱ったことのある傲慢なプレイボーイだった。
「ついにお前が役に立つときがきた。夫を見つけてやったぞ」 養父の言葉に、イオーネは翡翠色の瞳を不安に揺らした。 暴力を振るわれ、道具として生きてきた身では抗うすべもない。 だが、結婚相手の名を聞いて、イオーネの顔は一気に青ざめる。 アレクシオ・クリストウラキス──ギリシアの大財閥の重役、 新聞の社交欄をいつも賑わせる、華やかな色男だ。 以前、彼のヨットが悪天候を避け、養父の島に寄ったときには、 彼女をメイドのように扱い、屈辱的な思いもさせられた。 あんな傲慢なプレイボーイと結婚するなんて……。
-
- 頁数
- 200頁 / 文庫判
-
- 発行日
- 2017年06月01日
-
- 著者
- リン・グレアム
-
- 訳者
- 漆原麗
-
- 定価
- 682円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2017年05月24日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-93811-4
-
- 書籍番号
- HQB-811 (初版R-1873)
読者レビュー
-
みさと
政略結婚や億万長者との恋など、非日常的な設定にワクワクしながら読み始めました。アレクシオの強引だけど優しさが垣間見える場面や、イオーネに独占欲を抱く場面では、自分もイオーネになってみたい!と思ってしまうくらいドキドキしっぱなしでした。また、従順そうに見えるイオーネが、予想外の行動をしてアレクシオを振り回す一筋縄ではいかない女性であるところもおもしろかったです。
-
せたおみ
まず、『愛なきハネムーン』というタイトルと帯にあった文章からどんな内容か想像をかき立ててられました。普段はラノベかミステリーしか読まない超初心者なのですけど、とても楽しく読めました! 登場人物の想像もしやすいですし、アレクシオさんかっこよすぎますね(笑) 王道というか、結構ストレートなほうかな。ドロドロしてるのかと思ったタイトルですが、読み終わるとむしろ、イオーネもアレクシオもピュアだなぁと感じました。
同じテーマから探す
北アイルランド出身。ロマンス作家の中でトップクラスの人気を誇る。大学で法律学を学んでいた18歳のとき結婚。この結婚は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚という経歴の持ち主。スリランカからの養子を含めた5人の子供を育てている。時間のあるときは大好きな庭仕事に励み、得意のイタリア料理の腕をふるう。