ハーレクイン文庫
スペインからの手紙
ダーシーの車が事故にあい、同乗していた同級生が下半身不随に。名家の息子だった彼の兄フリオに弟と結婚するよう強要されるが、ダーシーは兄を愛していた。
一通の手紙に呼びたてられるように、ダーシー・ボーディンははるばるスペインのサン・ソリトの地までやって来た。 手紙には名門一族に名を連ねるラモーンの兄フリオの署名がある。 王立音楽院時代、ラモーンはダーシーに熱をあげていた。 だが、ある日、ダーシーの車が交通事故にあい、 同乗していたラモーンは大けがをして、下半身不随となったのだ。 フリオは彼女と出会うや、男らしい眉を強くひそめ、 あろうことか、君は車椅子の弟と結婚すべきだと言い放った。 ダーシーが、兄のフリオに心を奪われているとは想像だにせず。
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- 頁数
- 224頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2017年05月01日
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- 訳者
- 須賀孝子
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年04月22日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93803-9
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- 書籍番号
- HQB-803 (初版R-140)
読者レビュー
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モニター
ダーシーの境遇、扱われ方が辛すぎて、早く幸せになってほしいと一気に読み終えました。逃げ出すことばかり考えてしまいそうな状況でも、現実に立ち向かう強いヒロインです。悲しい時間が長かった分、もう少し長く幸せな時間を描いてほしかったです。
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モニター るか
ハーレクイン、初めて読みました。初心者でも読みやすく、物語に集中できたので2日ほどで一気に読んでしまいました。初めてのハーレクインがこの作品で良かったです。満足しました!
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秋帆
まず初めに読んで驚いた。とても、読みやすく、ヒロインと同じように途方もなくどきどきするのである。会話もそうだが、様々な描写が美しく、次はどうなるだろうとページをめくり続け、素晴らしく密な時間を過ごすことが出来た。是非とも読んで、どきどきとページをめくり続けてほしい。そこには美しいヒロインと愛すべきヒーローが結ばれるまでの甘く切ない時が紡がれているのだから。
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ロマンスの草創期に活躍した英国人作家。第二次大戦中、14歳の頃から労働を強いられ、苦しい生活の中から“現実が厳しければ厳しいほど人は美しい夢を見る”という確信を得て、ロマンス小説を書き始める。32歳で作家デビューを果たし、30余年の作家人生で約70作を上梓。生涯独身を通し、1989年に永眠するも、ロマンスの王道を貫く作風が今もファンに支持されている。