ハーレクイン文庫
暗闇の妖精
ニーナは父を助けるために、ギリシア人大富豪のアントンの寝室に忍びこむ。するとアントンは、彼女をベッドに引きずりこみ、救済を盾に契約結婚を迫った。
会社が倒産寸前に追いこまれ、ニーナの父は心労で倒れた。 父の会社を乗っ取ろうとしているのは、富裕なギリシア人投資家、 男っぽい色香が漂う甘いマスクのアントン・ラキトスだ。 ある夜、ニーナは買収を考え直してもらおうと寝室に忍びこむが、 酔っ払っていた彼に、無理やりベッドに引きずりこまれてしまう。 暗闇でもつれ合ううちにニーナの体は痺れ、奥底に熱を感じ、 望んでもいないのに甘い感覚を呼び覚まされるのだった。 しかも、ニーナが誰だかわかると、怯える彼女の混乱をよそに、 アントンは救済を盾にして、執拗に契約結婚を強要してきたのだ。
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- 頁数
- 224頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2017年04月01日
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- 著者
- ミシェル・リード
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- 訳者
- 松村和紀子
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年03月22日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93799-5
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- 書籍番号
- HQB-799 (初版R-1439)
読者レビュー
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モニター
お互いに想い合っているのに、素直に気持ちを表せないヒロインとヒーロー。ヒロインには婚約者がいて「えっ、これどーなるの???」と焦りました。気持ちのすれ違いや嫉妬による暴言など、途中かなりやきもきしましたが、最後はハーレクインらしい終わり方で安心しました。
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エマママ
初めてハーレクインを読みました。今の職場は、仕事の空き時間がかなりあるので、仕事の合間に読みましたが、今回の小説は出来れば夜寝る前などゆったりとした時間帯に読んだ方が好ましいかもです。主人公ニーナの感情が細かく繊細に表現され、読んでいる自分自身も同じ感情になりそうな刺激を感じました。ストーリーの展開も刺激的でした。恋愛中の若い方におすすめの小説かと思います!
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1997年に『追憶の重さ』で日本デビューを果たした。その後も40作以上の作品を発表し、情熱的な作風で読者の絶大な支持を集めている。執筆の原動力となっているのは、緻密な人間観察、それにロマンス小説への飽くなき愛情だという。英国マンチェスター在住。