ハーレクイン文庫
妊娠していた自分を捨て、会社の利益を優先させたかつての冷たい恋人デリクの社長室に、エンジェルは来ていた。 二度と会いたくはなかったが、エンジェルは交通事故で片脚を引きずるようになり、金銭的にも困窮していたのだ。 せめて彼に子供の資金援助だけでもしてほしかった。 意をけっしキスを誘うと、デリクは別人のように情熱的に応じた。 違和感に戸惑いつつも、思わず我を忘れたエンジェルには彼がデリクではないということも、彼女の身に恐ろしい魔手が忍び寄っていることも、まだ知る由もなかった。
-
- 頁数
- 256頁 / 文庫判
-
- 発行日
- 2017年04月01日
-
- 著者
- ローリー・フォスター
-
- 訳者
- 高山恵
-
- 定価
- 713円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2017年03月22日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-93795-7
-
- 書籍番号
- HQB-795 (初版HT-3)
-
mint
デインはローリー・フォスター特有の庇護欲が強いセクシーなヒーローでした。激甘になりそうですがサスペンスなので上手く調和されてます。犯人が誰なのか気になりページをめくる手が止まりません! 初めからこの人だと思ってはいたのですが読み終わりスッキリでした。
-
モニター
事故で亡くなった兄の後継を務めることになったデインは、兄の元恋人エンジェルに一目あった時から惹かれます。ヒロインは、ローリーおなじみのけなげであり、かつたくましい女性。その彼女を守ろうとするヒーローは、もちろん情熱、パワー、思いやり、全てにおいて真実のヒーローでございます。
-
モニター
さすがローリー・フォスターさんです。少し読み始めるともう止まらなくなりました。ギスギスしたりとかとても意地悪だなって思うキャラもいなくて安心して読めました。お互い惹かれてくところ、温かい思いやりといった感情描写が素敵でした。ほっこりできて、読んでよかったって思える作品です。優しくて守ってくれるヒーローも素敵ですよ♪
-
モニター
ハーレクインらしくヒロインに対してだけ視野の狭まったヒーローなのかと思いきや、序盤から彼女と甥っ子に庇護欲全開。それだけでもとても読みやすかったのですが(笑)サスペンスなので、ヒーローが双子の兄の死の真相を追うべく彼のフリをしたままヒロインと距離を縮めるという設定も、また、そこから彼女に惹かれジレンマに陥る展開にも不自然さがなく、事件とロマンスと、本当にドキドキさせられたまま一気に楽しめました!
彼女の作品はニューヨークタイムズやUSAトゥデイのベストセラーリストにたびたび登場。愛に対する確固たる信念をセクシーな作風と切れ味のいい文章で表現し、読者の支持を得ている。高校時代からの恋人と結婚し、3人の息子とともに米オハイオ州に住む。小説を書くのは大好きだが、一番大切なのは、どんなときも家族だと言う。