ハーレクイン文庫
明日への扉
5年前に恐ろしい目にあい、男性恐怖症になってしまった19歳のクレア。ある日、ギリシア大富豪に攫われて、兄が犯した罪を体で償うよう迫られてしまい…。
5年前に口もきけなくなるほどの恐ろしい目にあい、 極度の男性恐怖症になってしまった19歳のクレア。 そんなクレアを、兄は片時も目を離さないように見守ってくれた。 だが、ある夜、家に誰もいない隙に、見知らぬ男が現れる。 優しい兄が、旅行中にギリシアで大けがをしたというのだ。 男に攫われるようにしてクレアは、エーゲ海の側に立つ美しい屋敷に赴くと、容貌際立つその男は、自らが当主、 ラーザー・ヴァルダカスだと名乗り、彼女に冷酷にも告げた。 「君の兄さんは僕の妹を穢した。同じことを君にさせてもらおう」
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- 頁数
- 200頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2017年01月01日
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- 著者
- ジェシカ・スティール
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- 訳者
- 古城裕子
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年01月06日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93780-3
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- 書籍番号
- HQB-780 (初版R-386)
読者レビュー
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kiki
苦しい過去の出来事を乗り越えられずに苦しんでいたヒロインに明日への扉を開く後押しをしたのは、皮肉なことに彼女の兄への復讐のために彼女に近づいたヒーローでした。ヒーローは復讐といいながらもヒロインに優しいところがステキです。ヒロインも少しずつ本来の自分と向き合っていけるようになれるのもヒーローと出会えたから。誤解から生まれたステキな愛に拍手!!! そして編集者様、復刊リクエストに応えて頂き心より感謝いたします。大好きだった「明日への扉」をまた読むことができて本当にうれしかったです。二度と手放さない1冊になりました。
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イングランド中部に、7人兄妹の6番目に生まれた。現在はウースターシャーの風光明媚で文化財に富んだ村に夫とともに住んでいる。公務員として働きながら夜の時間を執筆にあてていたが、夫の励ましを得てフルタイムの作家となった。一番の趣味は旅行で、メキシコ、中国、香港……と、取材をかねてさまざまな国を訪れている。