ハーレクイン文庫
ざくろの館
突然目の前に現れた砂漠の貴公子に恋をしてしまった、天涯孤独のジャナ。しかも、彼の恋人役としてモロッコのエル・アマラ公国へ行くことになり……。
仕事で世界各地を旅しているジャナは、 コート・ダジュールのホテルの庭に腰をおろしていた。 近くの木陰で言い争う男女にふと気を引かれて見ていると、 泣き伏した女を置き去りにして、美しい男が悠然と歩いてきた。 「失礼、セニョリータ」男はジャナの前で立ち止まり、 傲慢そうな黒い瞳で彼女の全身を眺めわたした。 そのときのジャナには知るよしもなかった。 この黒豹のように美しい砂漠の領主に連れ去られ、 彼の祖国の宮殿で愛なき婚約劇を演じるはめになろうとは。
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2016年12月15日
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- 訳者
- 小谷正子
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- 定価
- 550円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年12月02日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-99331-1
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- 書籍番号
- HQSP-131 (初版R-368)
読者レビュー
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ロマンスの草創期に活躍した英国人作家。第二次大戦中、14歳の頃から労働を強いられ、苦しい生活の中で“現実が厳しければ厳しいほど人は美しい夢を見る”という確信を得て、ロマンス小説を書き始める。32歳で作家デビューを果たし、30余年の作家人生で約70作を上梓。生涯独身を通し、1989年に永眠するも、ロマンスの王道を貫く作風が今も読者に支持されている。