ハーレクイン文庫
指輪の記憶
2年前に事故で記憶を失ったシャーナは、海辺で謎めいた魅力的な男性に出会う。しかし彼はどういうわけか、シャーナについてあまりにも多くを知っていて…。
2年前に事故で記憶を失って以来、 シャーナは過保護すぎるおば夫妻のもとで暮らしていた。 他人とはほとんど言葉を交わせない窮屈でうつろな日々──。 だがおば夫妻が珍しく旅行に出掛け、束の間の自由を手に入れる。 解放感にひたりながら海辺を歩いていると、ひとりの男が声をかけてきた。謎めいた雰囲気の、たくましく魅力的な男性だ。 だが彼はシャーナについてあまりにも多くを知っていた。 不安をおぼえ、逃げるように帰った彼女は夢想だにしなかった。 まもなく降りだす大雪が、ふたりの距離を急速に近づけることを。
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2016年12月01日
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- 著者
- メアリー・ウィバリー
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- 訳者
- 前田雅子
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年11月18日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93775-9
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- 書籍番号
- HQB-775 (初版R-283)
読者レビュー
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モニター
記憶を二年もなくしていたヒロインが出会った男性はなぜ彼女とかかわろうとするのか、先の展開を想像しながら読めて楽しかったです。楽しくて思ったより早く読み終わってしまいました。
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夕鶴
ミステリーのような謎に満ちたストーリーだと思います。謎の男性マシューの登場で、一層ミステリアスな雰囲気が増しました。ページをめくる度に、拒否しながらも次第に彼を信頼し惹かれていくシャーナの心の動きが伝わってくる感じです。2人の関係はどうなってしまうのか、隠された謎は何なのか、ドキドキしながら読ませて頂きました。シャーナの心の動きが繊細に描かれているところも、この作品の魅力だと思います。
1970年代から80年代に活躍したベテラン作家。結婚して子供の子育てが落ちついたのちに作家デビューを果たし、40作以上の作品を著している。