ハーレクイン文庫
幼いころ離婚し、愛された記憶もない父が亡くなったとき、 ジェシカ姉妹に巨万の遺産が遺された。だがその遺産のせいで、 ジェシカの姉は、女たらしの情夫と結婚してしまうのだった。 義兄はジェシカにさえ、色目を使い、姉に仲を疑われている。 恋愛に幻滅し、ほとほと困り果てたジェシカは、 見合いこそ最善の結婚スタイルであるという境地に達し、 それを実践することにする。ところが、現れたお見合い相手も、 前の結婚で大失敗し、育ち盛りの幼児ふたりを抱えて途方に暮れる、女嫌いの医師ライルで……。
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- 頁数
- 200頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2016年10月01日
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- 著者
- ペニー・ジョーダン
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- 訳者
- 三木たか子
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年09月21日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93759-9
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- 書籍番号
- HQB-759 (初版R-622)
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里菜
恋愛恐怖症のジェシカと女嫌いのライルがどういうふうに暮らし始めるか・・・ある意味で似た者同士といえるであろう二人のお話です。面白いのでスッと読めるし、長さ的にもちょっとした時間に読める作品だと思います。
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モニター
“恋愛抜きの結婚こそ最善”--それを証明するためにヒロインのジェシカは前の結婚で失敗をした女嫌いの医師ライルとの便宜上の見合い結婚をしたはずなのに…。ジェシカとライルはどうなる?? お互いに不器用でじれったくて最後までハラハラドキドキのし通しでした。
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ライトル
ハーレクイン文庫は初めてでしたが、とても読みやすくあっという間に読み終わりました。真面目すぎる二人の不器用な恋愛模様は、読んでいてもどかしく思いつつも好感が持てて面白かったです。
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モニター
ヒロインはなんでも完璧なのに恋愛面はすごく不器用なところが可愛かったです。すれ違いや双方の思い込みにやきもきしますが、お互いの想いが通じて良かったです。子供たちのかわいさも忘れられないところでした。
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ちびぽこ
物語が始まってすぐ登場するうざい君のデビッド。既婚者のくせに・・・。知識人とは思えない、きもいです! そんなデビッドから逃げるための、形だけの結婚相手のライルも、ただイライラするだけの男だと思ってたけど、子供達やジェシカと接していくうちにカッコよくなってきますね! この物語の魅力は子供たちにもあります。ライルの2人の子、ライルの妹の子、そしてジェシカの姉の子…子供の元気に癒されるながら進んでいくファミリーラブ♪
1946年にイギリスのランカシャーに生まれ、10代で引っ越したチェシャーに生涯暮らした。学校を卒業して銀行に勤めていた頃に夫からタイプライターを贈られ、執筆をスタート。以前から大ファンだったハーレクインに原稿を送ったところ、1作目にして編集者の目に留まり、デビューが決まったという天性の作家だった。2011年12月、がんのため65歳の若さで生涯を閉じる。晩年は病にあっても果敢に執筆を続け、同年10月に書き上げた『純愛の城』が遺作となった。