ハーレクイン文庫
結婚したばかりの夫バンスが鉱山事故で失明してしまった。 その事実を医者から告げられ、リビーは愕然とした。 しかも夫は、リビーには連絡を取りたがらなかったそうだ。 バンスは私にとってのすべて。たとえ目が見えなくなっても、 ふたりの愛は変わらないのになぜ? と訝しむリビーに、 医者は視力を失ったことで、バンスが一時的に夫としての資格まで失ったと思い込んでいるせいだろうと慰めてくれた。 はやる心を抑え、病室に入ると、バンスの冷たい声が響いた。 「君にはここに来てほしくないと手紙で伝えたはずだ」
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- 頁数
- 200頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2016年09月01日
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- 著者
- レベッカ・ウインターズ
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- 訳者
- 東山竜子
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年08月18日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93755-1
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- 書籍番号
- HQB-755 (初版I-599)
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モニター
夫の苦しみもわかるけれど、結婚したばかりの献身的な妻をひどい言葉や態度ではね付ける姿は読んでいて心が痛みます。2人の距離が縮まったかと思うとバンスが突きはなすのですが、心底冷酷になり切れず時折見せるリビーへの優しさにキュンとしてしまいます。また、やり手のバンスを妬む者による陰謀にもハラハラして最後まで気を抜けません。
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モニター
舞台がアフリカで、女性が一人で外出したら危ない所なのでヒーローや他の人もヒロインが一人で外出しない様気付かっていてヒロインが大事にされているのがわかりました。ヒロインの愛がどんな事があっても変らず最後にやっとヒーローの本音が聞けたので私も嬉しかったです。世界地図で場所の確認をして行ったつもりになって読みました。
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くぅ。
ヒーロー・ヒロインのお互いへの利他的な愛と、犯人たちの醜い利己的な嫉妬という感情が対照的だった。出会いや愛を育む過程は明確に描かれていなかったが、お互いへの愛は本物だと感じた。目が見えないことが障害にはならないほどだ。ヒロインは若いがその観察眼の鋭さにも感服した。見た目が美しいだけでなく、心の強いヒロインでよかった。問題が起きたとしても、解決していく強さは大切だ。
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モニター
事故で視力を失った夫を健気に支える妻の物語です。夫は離婚を申し出ますが、妻は愛を信じ奮闘します。文庫なので、電車でさらっと読めるページ数と内容ですが、最後が少し急ぎ足で話が進むので、少しだけ残念です。
アメリカの作家。17歳のときフランス語を学ぶためスイスの寄宿学校に入り、さまざまな国籍の少女たちと出会う。帰国後大学で、多数の外国語や歴史を学び、フランス語と歴史の教師になった。ユタ州ソルトレイクシティに住み、4人の子供を育てながら執筆活動を開始。これまでに数々の賞を受けたベテラン作家である。