ハーレクイン・シリーズ
薄幸のシンデレラ
ギリシアの花嫁 Ⅱ
運に見捨てられたシンデレラは、
幸せを求めることさえ許されず……。
若くして重い病に冒されたゾーイにとって、 治療費を出してくれた基金の創設者ヴァッソは命の恩人だった。 火事で両親を失い、退院後の行く当てがない彼女のもとに、 ギリシアで働かないかとヴァッソから誘いがかかる。 有能な実業家で、思いやり深いうえにハンサムな彼に、 ゾーイは胸の高鳴りをおぼえずにいられなかった。 でも、いつ病が再発するかわからない私が、 同じ病で父親を亡くした彼を愛していいはずがない。 厳しい現実に打ちのめされ、ゾーイは身を引く決心をするが……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年07月05日
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- 著者
- レベッカ・ウインターズ
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- 訳者
- 小池桂
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年06月22日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22426-2
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- 書籍番号
- I-2426
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- ミニシリーズ
- ギリシアの花嫁
読者レビュー
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モニター
ヴァッソに一目で恋に落ちたゾーイが、ヴァッソから求愛され続けているにも関わらず、病気の再発を恐れてヴァッソを拒み続けるという状況にはやきもきしますが、ヴァッソの弟夫婦(アキスとレイナ)が2人の幸せを強く願って見守ってくれているのが微笑ましいですね。アキスとレイナのストーリー『ガラスの靴のゆくえ(ギリシアの花嫁Ⅰ)』は読んでいないので、こちらも読んでみたいです。
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ニコリ
両親を一度に亡くし、自身も病に冒されながらも健気に明るく日々を楽しむゾーイに元気づけられます。彼女自身の強運にも驚かされます。
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モニター
強烈なライバルも悪役もいないので、ヒロインの境遇の割りに穏やかなお話だと思います。ヒーローパパの「運命の女性にであったら、女王のように扱え」という格言は素晴らしい。
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アメリカの作家。17歳のときフランス語を学ぶためスイスの寄宿学校に入り、さまざまな国籍の少女たちと出会った。これが世界を知るきっかけとなる。帰国後大学で、多数の外国語や歴史を学び、フランス語と歴史の教師になった。ユタ州ソルトレイクシティに住み、4人の子供を育てながら執筆活動を開始。これまでに数々の賞を受けたベテラン作家である。