ハーレクイン・シリーズ
リリーの家の玄関先に生後まもない赤ん坊が置き去りにされた。 今は疎遠で居場所もわからない異父姉が産んだ子とわかったものの、 あまりに突然のことに、リリーは呆然と立ち尽くした。 改装中のこの家では、まともに育児なんてできないのに! すると偶然にもそこへ親友の兄ニックが訪ねてきて、 彼女の窮状を見かねて一緒に赤ん坊を病院へ連れていってくれた。 それがきっかけとなり、親友が思いがけない解決策を提案する── 兄は大企業の重役で不在がちだから、彼の家で育児をすればいい、と。 そんな成り行きで始まった二人と赤ん坊の同居生活だったが、 なぜかニックがよそよしくて冷たい態度をとりはじめ……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年07月05日
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- 著者
- エリー・ダーキンズ
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- 訳者
- 大谷真理子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年06月22日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22425-5
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- 書籍番号
- I-2425
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夢見るわんこ
不器用な男と女が天使によってからまった糸を少しずつときほどいていく、今どきこんなじれったい恋愛あるのって感じだけど前向きになっていく二人の成長に引き込まれます。
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モニター
物語は生後数時間の赤ん坊を中心に回っていくのかと思いきや、赤ちゃんに振り回されながらも生活を組み立てていくヒロインのバイタリティにあっぱれ! 更に、自身にも迷いがあったにもかかわらず、他人の心情を思いやれるあたり、現実世界ではありえない、ハーレクインならではですね。ヒーローに至ってはそこで逃げに走るか(怒)・・実際に逃げてます。一昨日おいでと言ってあげたい。ラストの言葉の使い方にちょっとイラッときました。一言一言が大事なのは理解できるけど言葉遊びのように感じられ、他の話題に振ってもらいたかった。全体的には読後感はよかったですよ。私も二人子育て中ですがあるあるがありました。
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モニター
ヒロインの親友である弁護士のケイト。このケイトはニックの妹でもあり、この物語の重要な役目を持っています。持つべきものは良き友人だな、と読み進めながら思いました。また、ケイトがヒロインの物語も読みたいな、と思いました。
ロマンス小説家でありながら現役の編集者としても活躍するイギリス人作家。職業柄、魅力的な男性たちとの熱いデートや彼らと行く過去への時間旅行、そしてロマンティックなプロポーズを夢想するのが日課となっている。執筆していないときは、図書館にいるか、ジョギングしに出かけることが多いという。