ハーレクイン・シリーズ
アリアドネは海を臨むホテルのバルコニーに佇み、悲嘆に暮れていた。 両親の死後、幼い私を引き取って23歳の今まで育ててくれたおじ夫妻。 二人の愛情を疑ったことなど一度もなかった。 それなのに……おじの薦めで旅行に出かける直前、 自分が見知らぬギリシア人富豪と結婚する運命だと知らされたのだ。 花嫁をお金で買うなんて、どんな気味の悪い人なのだろう? おじの残酷な仕打ち以上に、未来の花婿との対面の瞬間に彼女は怯えた。 滞在先のホテルにアリアドネを迎えに来たセバスチャン・ニコストは、 思いもよらないことに、若く精悍で端整な顔立ちの男性だった。 だが、その黒い瞳は氷のように冷たく……?!
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年07月20日
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- 著者
- アンナ・クリアリー
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- 訳者
- 松島なお子
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年07月07日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51715-9
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- 書籍番号
- D-1715
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モニター
最初の出会いがどうであれヒロインに惹かれているヒーローと、惹かれながらも一筋縄ではいかない頑ななヒロイン。もう少しお互い素直になれば? と思いつつ恋の駆け引きを楽しみながら読みました。この作家さんは初めてなのですが、他の作品も読みたい!! と思いました。おススメです!!
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モニター
政略結婚を強いられたヒロイン。初めは気位の高いわがまま娘かと思ってましたが強がりながらもとても純真で可愛いヒロインで応援したくなりました。ヒーローも同じく罠にかけられたと思い冷たく接しますがやはりヒロインのことがほっとけない! わかる~と思わず言いたくなる可愛いヒロインでした。初めて読む作家さんの作品でしたが一気に読んでしまいました。
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モニター
理由あっての政略結婚。お互い惹かれ合う気持ちが止められないのに、愛に臆病なヒーロー。ヒロインの言葉によって心を開いていく過程は、もどかしさを感じながらもこの物語には良いスパイスだったなと思いました。
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モニター
普段はあまり現代ものは読まないのですが、読みやすい文章で抵抗なく読むことができました。最初は、あまりに世間知らずなヒロインに読んでいる方がハラハラさせられ、とても心配していましたが、作品のなかで成長していく姿がとても魅力的でした。また、出会った瞬間から惹かれ合っているはずの二人が、それぞれの事情から自分の感情を認められずに悩んでいるところはとても共感でき、どうなるのかと最後まで楽しみながら読めました。
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モニター
初めて読んだ著者の方でしたが、自然に入り込める作品でした。今回のヒーローは傲慢ではないので俺様ヒーローがお好きな方には物足りないかもしれませんが、とても好感がもてるヒーローです。便宜結婚ではありますが最初からお互い一目ぼれなのは一目瞭然です。ヒーローが気づいてないのか、心に鍵をかけてしまっているので、その辺りはモヤモヤしますが、ロマンス小説なのでハッピーエンドは間違いなしです。久々に読んだディザイアですが、読んで良かったです。
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モニター
ヒーローもヒロインもある事情から結婚しなければいけないとう、お互い切羽詰まった状況にあり、結婚する事になります。過去の出来事でなかなか素直になれない時もありましたが最後にはハッピーに終わってよかったです。
ジェイン・オースティンとジョージェット・ヘイヤーを崇拝し、作家になる夢を諦めきれず、友人からロマンス小説を書いてみようと言われたとき、喜んでその誘いに応じた。読書のほか音楽鑑賞、映画鑑賞や友人とのおしゃべりを楽しんでいる。