ハーレクイン・シリーズ
ロクサーヌは母親を早くに亡くし、父親と乳母に育てられた。 しつけは厳格で、ふたりの意に背くことは決して許されなかった。 ある日、パーティに出かけたロクサーヌは視線を感じておののく。 漆黒の髪に輝く黒い瞳。鷲を思わせるような威圧感。 それがメキシコ人の大富豪フアンとの出会いだった。 彼からディナーの誘いを受け、屋敷を訪れたロクサーヌは、 すぐに後悔した。フアンは彼女を屋敷に閉じこめてしまったのだ。 一夜を過ごした既成事実を作りあげてから、ロクサーヌの父に 結婚を願い出るという彼の企みを聞かされた彼女は……。
-
- 頁数
- 224頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2016年06月05日
-
- 著者
- アン・ハンプソン
-
- 訳者
- 深山咲
-
- 定価
- 723円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2016年05月21日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-13166-9
-
- 書籍番号
- R-3166
-
りそたまま
誰もが初恋は甘くて優しいものだと、永遠に続くと思うものです。主人公が恋から愛の形を見つけるまで、自分との葛藤が描かれているのが共感できました。待つだけではなく、自分も行動を起こし、自分の考えの間違い気づき、相手が悪いだけでなく、自分も悪いところがあったと認めるところがすごいです。
-
ジェニママ
ミステリアスな夫と箱入り娘の情熱的な恋に憧れます。そこに謎めいた老婆が登場して2人を翻弄。彼女の赤い糸の人は誰? とハラハラしながら読み進めていきました。本当の運命の人はビビッと感じるものなのでしょうか? それとも友達から恋人にゆっくり進んでいくものなのでしょうか? いろいろ考えさせられました。
-
モニター
この結婚はどうなるの? 続けていくのは無理なのでは? と思いながら読み進めましたが、思いがけない展開になってよかったです。
-
momo
少し前の話のようで、20年前くらいのハーレクインが好きな人には良いかもです。フアンが無理に結婚する理由がちょっと理解できないですが、ヒロインがだんだん強くなり、自立しようとするのは好感がもてます。
-
ベストロマンス大賞2016年上半期読者の声
まるで「美女と野獣」の現代版を読んでいるようで、「美女と野獣」のようなおとぎ話、荒々しい中にも優しさを見せるヒーローが好きな私には、お気に入りの一冊です。(長崎県 会社員 ロマンス大好き)
元教師。旅行好きで、各地での見聞をとり入れて小説を書きはじめたところ好評を博し、ついに教師を辞め執筆活動に専念することにした。物語の背景として選んだ場所へは、必ず自分で足を運ぶことをモットーとしていた。70年代から活躍し、シリーズロマンスの黎明期を支えた作家の一人。