ハーレクイン・シリーズ
砂の炎
政略結婚から逃げだした花嫁には、
熱く厳しい罰が待ち受けていた。
婚約式の翌日、アマヤは婚約者の前から黙って姿を消した。 兄の決めた政略結婚に一旦は同意したが、やはり間違いだった。 婚約者であるシーク、カヴィアンはハーレムを持ち、 そこに大勢の女性を囲っているとの噂を耳にしてしまったのだ。 そんな人と結婚したら、わたしも母のようになってしまうわ。 父の愛を得られず、心を病んだ母のように。 半年後、居場所を突きとめられたアマヤは強引に連れ戻され、 待ち受けていたカヴィアンから耳を疑うような言葉を投げられる。 「さて、まずは服を脱いでもらおうか」
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年06月05日
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- 著者
- ケイトリン・クルーズ
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- 訳者
- 山本礼緒
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年05月21日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13164-5
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- 書籍番号
- R-3164
読者レビュー
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モニター
関連作は未読でしたが、作中にきちんと事情説明が記してあったため、難無く読み進めることができ、ありがたかったです。王族の一員であるヒーローは、置かれた環境からか、孤高にして尊大な面も持ち合わせており、ヒロインが言い負かされやしないかと冷や冷やしていましたが、全くの杞憂で、そんな2人のやりとりも楽しめました。また、ヒロインの母への想いも読みどころです。
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モニター
政略結婚がいやで逃げ出したアマヤ。そんなアマヤを捕まえ従順な王妃にしたいカヴィアン。2人の冷酷な言葉のうらにある熱い感情に読んでいてとてもドキドキとしてしまいました。アマヤ、カヴィアンの持つ暗い過去。それを払拭するようなお互いへの思い。「もっとお互い素直になればいいのに~」なんて思いながらも、二人のそんなやりとりに胸が熱くなるのを感じました。
ニューヨークシティ近郊で育つ。12歳のときに読んだ、海賊が主人公の物語がきっかけでロマンス小説に傾倒しはじめた。10代で初めて訪れたロンドンにたちまち恋をし、その後は世界各地を旅して回った。プラハやアテネ、ローマ、ハワイなど、エキゾチックな地を舞台に描きたいと語る。