ハーレクイン・シリーズ
クラリスは17歳のとき幼なじみの年上の男性ロークにキスされてから、 ずっと彼との結婚を夢見続けていた。 だが、そばに行くたび、なぜかロークは不快感をあらわにする。 けがらわしいものでも見るような目。私は嫌われているんだわ! クラリスはロークのことをあきらめようとしたが、 欠席できない大事なパーティで顔を合わせたとき、奇跡が起こった。 彼がこれまでの冷たい態度のわけを説明し、愛を告白してくれたのだ。 クラリスは歓喜のなかでロークと熱い一夜を過ごし、彼の子を宿す。 数カ月後、結婚の約束まで交わした愛の記憶をすべて失った彼に、 “二度とぼくに近づくな!”と言い放たれるとも知らずに。
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- 頁数
- 336頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年06月20日
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- 著者
- ダイアナ・パーマー
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- 訳者
- 霜月桂
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- 定価
- 1,181円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年06月09日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-80084-8
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- 書籍番号
- PS-84
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モニター
ページ数が多いので最後まで読めるかと心配しましたが、読み始めたら続きが気になってやめられない! 一度は幸せになれたと思ったのに、その後ヒロインがヒーローと別れて違う人と結婚するという思いもよらない展開に「なんでこうなっちゃうの?」と叫んじゃいました。はらはらしましたが、最後に幸せな二人、そして家族と友人たちの姿にほっとしました。
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モニター
これまでにダイアナさんの作品を100作程読みましたが、前半でヒーローがヒロインにこれ程メロメロだった記憶はありません。ドキドキしながら読み進めると、やはり一筋縄では幸せは掴めないのです。ヒロインの健気さに何度かグッときました。ダイアナさんが長年作り上げてきたジェイコブスビルの住人達もいい味を出し、一役買っています。読み切りですので、住人たちのストーリーを知らない方でも十二分に楽しんで頂ける事間違いなしです。
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かひみ
ダイアナ・パーマーの作品を初めて読みました。長編ながら最後までハラハラする展開で一気に読んでしまいました。ヒーローが記憶喪失とはいえ厳しい言葉をヒロインに投げかけたり、トラをペットにしていたり!と、すこしひいてしまうところもありましたが、ヒロインをずっと守ってきた一途さに男らしさも感じました。ワイルドなヒーローがお好みの方にはお勧めです。
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モニター
他の作品でずっと脇役として光っていたロークが満を持して主役になった本作ですがやはりダイアナさんらしい暴走ヒーローになっていたかと。ヒロインに対する暴言はかなりひどいものでしたが、そこまでしなければヒロインを遠ざけておけなかったんだと思うとロークの想いの強さを感じますね。相思相愛なのにひたすら障害だらけの展開でサスペンスもあり濃い作品でした。関連作の登場人物たちのその後が見られて嬉しかったです。
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モニター
周りの嘘や思惑に妨げられた二人。主人公二人がそれぞれ強い意志を持って行動していることが魅力的でした。
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op112
こんなにも厚みのあるストーリーのハーレクインは読んだことか無かったので、読み進めるのが少し辛い時もありました。さらっとハッピーエンドを楽しめる作品を好んでいた為です。しかし読み終えた後は長編映画を観たような満足感がありました。読んでいく中で多くの登場人物が出てきましたが、きっと他の作品のヒーロー、ヒロインたちだろうなと思わせる、含みのある描き方で、そちらも読んでみたいと思いました。
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ベストロマンス大賞2016年上半期読者の声
ダイアナ・パーマーが大好きです。最近は新刊『はかなく散った恋』がはまりです。人の気持ちを本当にうまくつかみ、もうたまりません。横柄なヒーローが多いですが一途に愛するヒロインがいつもいつも涙を誘います。全巻すべて集めました。(長野県 主婦 はははは3人の母)
シリーズロマンスの世界で、今もっとも売れている作家のひとり。1979年のデビュー当時より熱狂的なファンを数多く擁し、つねに次回作の完成が心待ちにされている。かつて新聞記者として毎日締め切りに追われる生活を経験したことから、多忙な日々をものともせず、ファンの期待に応えて情熱的な作品の執筆を続けている。ジョージア州在住。大の親日家で、日本の言葉と文化を学んでいる。2001年8月には初来日を果たし、その魅力的な人柄でファンを虜にした。