ハーレクイン・シリーズ
女手ひとつで3歳の息子を育てているアリソンは、 息子の病気が少しでもよくなればと、都会を離れることに決めた。 だが療養先では思うような仕事が見つからず途方に暮れる。 そんなとき、4年前に別れた夫のダークが目の前に現れた! 出会って1カ月で結婚したものの、彼は一度も愛情を示してくれず、 片思いに苦しんだアリソンはとうとう家を飛び出したのだった── おなかに彼の子を宿していることを告げないまま。 今、息子の存在を知り、ダークは猛然と彼女を脅しにかかった。 「我が館に住みこんで女主人として働け。さもなければ…… この場で息子を奪い取り、きみを地獄送りにしてやる!」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年06月05日
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- 著者
- イヴォンヌ・ウィタル
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- 訳者
- 泉智子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年05月21日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22422-4
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- 書籍番号
- I-2422
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やえ
ちょっと懐かしい感じのする作品です。最後はハッピーエンドかなと思いながら読み進めましたが、途中はなかなかハードな場面もあって面白いです。ダークとイヴェットの関係が判明した時はすっきりしました。
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るな
どんどん引き込まれて読み進めてしまったのは作者の魅力的な文章のせい? 登場人物のすべてが気になって久々に一気に読んでしまいました。ライバルであるイヴェットについては・・・意外でした。理解はできないけど納得はしました。本当に面白かったのでこの作者の別の作品も読んでみたいと思います。
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はぱみ
恋愛に不器用な男女が擦れ違いながら子どもを間にして家族になっていくというストーリーです。ヒーローは私と同じ36歳。言葉少なでサディスティック、大事な事は語らない。ヒロインは若さゆえか衝動的、言葉では直球を投げてくる。ヒロインが素直になればヒーローが受け止められない、ヒーローが素直になればヒロインが余計なひと言を言うなど、すれ違いに何度涙したことか…(私が)。深夜、一気に読み進めました。私も子どもを持つ主婦なので感情移入しながら読めました。夫婦になってもお互い相手の事を思い遣り、必要な事は丁寧に話し合う姿勢が大事だなと思いました。
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湊
4年前に別れた夫ダークとの間に息子がいる事を知られ、ヒロインのアリソンは息子を奪われたくない一心で、ダークの元に戻って働かざるを得なくなっても彼の“仕打ち”に耐えようと必死になる。ダークのアリソンへの憎しみだけでなくアリソンに対する欲望が垣間見え、不器用な2人の関係やアリソンの彼への気持ちがとても繊細に描かれていて良かったです。2人の関係にハラハラしながらも、最後まで一気に読んでしまいました。
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モニター
南アフリカというあまり馴染みのない場所が舞台だったので、思わず地図検索をしてしまいました。子どものために頑張るヒロインと、ちょっとこじらせた感じのヒーローのじれったい関係が胸を打ちます。物語の伏線としていろいろな要素が盛り込まれていたのですが、ページ数の関係か最後はすべてがさらっと流されてしまい、ちょっと消化不良な感じだったのは残念です。ヒロインの親友が主人公の物語も読んでみたいと思いました。
南アフリカ生まれ。70年代後半から90年代初頭にかけて活躍した作家。独特な雰囲気をもつ南アフリカの各地を舞台に男女の愛のもつれを描いた作品は、今なお絶大な人気を誇る。