ハーレクイン・シリーズ
エミリーは体の震えを抑え、紺碧の海を臨むペントハウスの主を訪ねた。 新しい命を授かったと、セクシーな一夜の恋人レイフに伝えるために。 父親の名前も知らずに育つ寂しさを、お腹の子には味わわせたくない。 富豪一族の長男である彼のもう一つの名は、ラファエル・モントロ四世。 彼は、美しい地中海の島国アルマの王位継承者なのだ。 そんな彼としがないバーテンダーの私に未来があるはずもないけれど……。 妊娠を告げたエミリーの耳に、レイフの言葉が虚ろに響く── 「王位を捨てることはできない」 だが、気づくと彼女はレイフに求められるまま激しく情熱を交わしていた。 なんて愚かな私。逃げるように部屋を出たエミリーだったが……?!
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年06月05日
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- 著者
- キャサリン・ガーベラ
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- 訳者
- 土屋恵
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年05月21日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51709-8
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- 書籍番号
- D-1709
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- ミニシリーズ
- 地中海のシンデレラ
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かおる
作家競作シリーズ2作目ですが、独立した物語として楽しめました。ハーレクインではおなじみの王位継承もの、そのリアル王子がヒーローとあって、障害があるほど燃え上がる恋の王道です。子ども、身体の相性、世間体などなど、周囲の雑音のなか二人が求め合う真の理由は何なのか? ホットシーンもディザイアらしくて要注目です。
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聡美
身分違いの相手との一夜の情事・妊娠・恋そして愛へと変化して行くヒロインに、ある時は共感し、ある時はイライラ(自立心強すぎ)、そして涙してしまいました。最後の方のレイフがエミリーの自立心について言っていたシーンは、何故か自分に言われているように感じました。
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まいちゃん
シリーズものの第2作です。第1作目は読んでいないのですが、特に問題はない内容でした。情熱的な2人ですが、男性はある国の王位継承者で女性はバーテンダー。立場の違う2人の恋。彼が王位を継ぐことになって別れることを決断したのですが彼女の妊娠により再燃。というより、彼も彼女もお互いを忘れられなかった。ラブシーンの描写はけっこう濃いものです。最終的には二人は結ばれ次作へと続きます。
フロリダで育ち、イリノイに引っ越した。高校時代に物語を作り始め、ジョージア州ロマンス作家協会マギー賞を受賞後、作家デビュー。ベストセラーリストにも名を連ねる。