ハーレクイン・シリーズ
これは道ならぬ恋だったの? リリーは愕然とした。 ずっと憧れていたベンと結ばれ、幸せいっぱいで迎えた朝、 彼が別の女性と婚約したという記事を読んだのだ。 ベン・ウォーレンダーは由緒ある領主館の跡取りで、 わたしはその使用人の娘。もともと叶わぬ恋だったのよ── リリーは彼がまだ眠っている間に、部屋から逃げだした。 そして3年後。国外にいたリリーの前に、突然ベンが現れる。 「ぼくたちの娘をほったらかしてバカンスか?」 どうして娘のことを知っているの? リリーは恐怖に凍りついた。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年05月20日
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- 著者
- キム・ローレンス
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- 訳者
- 山本翔子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年05月07日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13161-4
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- 書籍番号
- R-3161
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ミッチー
初恋の人との間にできた子供を内緒にしていたのに知られてしまい、話をする間もなくその子が病気になり入院。この場面での病院でのやり取りに涙が自然と出ました。子供がいたと初めて知ってすぐの男性の様々な心理、シングルマザーとして生きるヒロインが娘のためにとった母親としての対応、みんな誰かのために想っているんだと感じた。ロマンスも素晴らしかった。エピローグもほほえましかった。ここまで感動したハーレクインは初めてです。
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モニター
最初は自分の子供のことを隠していたヒロインに傲慢だったヒーロも、ヒロインの病気になった子供を思いやる心に打たれ優しさを見せますが・・・お互い愛がめばえているのにすれ違いでやきもきしました。最後の、二人の娘の手紙がほのぼのとしていいですね。
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モニターさん
再会、再燃、子どもとの出会い…どれもドラマティック。注目したいのは、ベンが父親の役割ってなんだろうって考える不器用さをていねいに描いているところ。一生懸命さが伝わってきてうれしくなってしまします。ベンのおじいさんにはもう少し登場してもらいたかったなあ。
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アヤヤ
始まりはとても期待に満ちていた。夢のようなロマンティックな場面の描写、誤解からの別れ、衝撃的な事実からの再会など、ハーレクインならではと感じた。しかし、途中から二人の気持ちの確認の仕方が、まだるっこしかった。ヒロインとヒーローの行動や心情のいきさつは理解できたが、ロマンスに欠けたように思う。もっと、二人で直接的にぶつかり合い、火花が散るような展開が欲しかった。
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ベストロマンス大賞2016年上半期読者の声
「ストーリーに見事にのめり込める作者」
密かに思っていた男性と結ばれた次の日の朝に何も言わず姿を消したヒロイン。それから妊娠が分かり、秘密に育ててきた大切な娘の存在を思いを寄せていた男性に知られてしまってからのストーリーの進み方が早く、あっという間に読み終えてしまいました。まとまりがあり映像が浮かびます。(香川県 会社員 ようこ) -
ベストロマンス大賞2016年上半期読者の声
シークレットベビー。母親が仕えているお屋敷の・・時代遅れのようだけれど、やはり身分違い。愛する娘との生活、プライド。でも父親にも権利がある…うまくいきそうなのに気持ちのすれ違い。なかなかお互いの気持ちがうまく伝わらないもどかしさがありました。本当ならロマンティックに進んでいたかもしれないふたり。幸せになるよね…と思いながら読みました。(aiai 神奈川県 主婦)
イギリスの作家。ウェールズ北西部のアングルジー島の農場に住む。毎日3キロほどのジョギングでリフレッシュし、執筆のインスピレーションを得ている。夫と元気な男の子が2人。それに、いつのまにか居ついたさまざまな動物たちもいる。もともと小説を読むのは好きだが、今は書くことに熱中している。