ハーレクイン・シリーズ
祖父の死の直後、アレッサンドラは兄の親友クリスチャンになぐさめを求めてバージンを捧げた。彼はヨーロッパでもっともハンサムな富豪の一人で、派手な女性関係で有名だ。 その彼に、一夜の情事で妊娠したと告げなければならないなんて。 ところが、事情を知ったクリスチャンは結婚を口にした。彼は世間体と我が子を守りたいだけ。私を愛しているわけじゃない。 それでも、屈辱に耐えながら申し出を受け入れるしかなかった。 彼女には一人では子供を守りきれない事情があったのだ。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年05月20日
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- 著者
- ミシェル・スマート
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- 訳者
- 麦田あかり
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年05月07日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13159-1
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- 書籍番号
- R-3159
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- ミニシリーズ
- 大富豪の結婚の条件
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モニター
4人の作家さんが書くシリーズもの、ということで2作目を読ませていただきました。「独身主義者」ということは、四人の男性のダメさ加減を拝ませてもらえるのですね、と。ワクワクしながら読み進め、ヒロインが1作目のヒーローの妹さんだということに気付き、1作目も買ってみようかなと思った次第です。「妹」のことでヒーローへ説教をなさるお兄様には、妹が既に「女性」だという区別が付けられないのだなと思いつつも。何度も出て来る「どぶねずみ」というキーワード、今までお兄様が弄んできた女性は、誰かの妹や家族である、というヒロインの言葉もズシンと胸に響きました。ヒーローの愛情が欲しいと願いつつも、譲れない部分はきちんと主張出来る、そんな自立したヒロイン像はなかなか真似出来ませんが素敵です。ヒロインの人物像や想いが客観視でき、伝わるツールとしてカメラマンであるヒロインの写真が使われたことにもグッとくる作品だったと思いました。
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モニター
幼少期の辛い体験から、愛に対して臆病な2人の心の葛藤が、読んでいて切なくなりました。大富豪のきらびやかな生活だけでなく、普段の仕事の描写などもあり、物語にすんなり入り込めました。
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モニター
「男性」「不信」の二つがキーワードのつらい過去をもつヒロインとヒーローが世間体のための結婚をし、それから夫婦、家族になっていく過程は読んでいてとてもほっこりさせられました。ハッピー・ハッピーエンディング! といったお話でエピローグでは思わず頬が緩んでしまいました。
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すず
一夜の情事で兄の親友であるクリスチャンの子供を妊娠してしまったアレッサンドラ。お互い惹かれあってるにもかかわらず、結婚する理由は、妊娠が大きな部分を占めていた。ヒーロー、ヒロインとも家族の問題、過去のトラウマを抱えながら、だんだんとわかり合え、お互い愛し合う物語です。最後まであっという間でした。
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モニター
一夜のあやまちで妊娠してしまったヒロイン、アレッサンドラとその相手クリスチャン、子供の為に結婚を決めた二人。印象的な物語の始まりで、夫婦になってからの二人の関係や互いへの気持ちの芽生えが丁寧に描かれていて最後まで一気に読んでしまいました。ちなみに文字が大きくなってから初めて読んだのですが以前より一段と読みやすくなって良かったと思います。
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ポテト
妊娠して子どもを認知してもらえないとか、結婚してもらえないという話は多いけど、こちらのストーリーは全く違う展開でしたので、どうして?と思い、一気に読んでしまいました。惹かれあってるのに、結婚したらね、なんてところは古風ですね。真似できません(笑)
イギリス人作家。ぬいぐるみより本を抱いて寝るのが好きだったというほど、生まれながらにして本の虫だった。まだ少女のころ読んだおとぎばなしに、ロマンスの片鱗を感じていたという。「本はいつも胸をときめかせてくれます。まるで初恋のように」と語る彼女は、自分の書くロマンスが、読者の心にもそんなときめきを届けてくれることを願っている。