ハーレクイン・シリーズ
君なくて
キャスリーンは事故で脚に大怪我をし、声楽家になる夢を諦めた。 ところがある日、訪ねてきた音楽の師である修道院のシスターに強引に連れだされ、とあるオーディション会場へ向かうことに。 後遺症のせいで長時間立つこともままならない私を、 いったい誰が採用してくれるというの? ウエストエンドの劇場に着くなり、キャスリーンは驚いた。 そこで待っていたのは、新進気鋭の人気作曲家モーガンだった。 促されるままなんとか1曲歌い終えた彼女に、結果が告げられた。 「僕といる限り、君には最高のレッスンを受けさせよう」 翌日、キャスリーンは胸騒ぎを覚えつつ、彼の屋敷へ向かうが……。
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2016年05月20日
-
- 著者
- エマ・ダーシー
-
- 訳者
- 寺田ちせ
-
- 定価
- 713円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2016年05月07日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-42067-1
-
- 書籍番号
- PB-167 (初版I-668)
読者レビュー
-
ベストロマンス大賞2016年上半期読者の声
随分前の作品ですが、心震わされます。ヒロインが大怪我を乗り越え、シスターの助けを得て、ヒーローと出会いますが、そこからこれだけ盛りだくさんに紆余曲折を入れながら、飽きることなく、心臓をバクバクさせながら一気に読めました。特にヒロインの怪我の告白の後、強引に傷跡を見てからのヒーローの行動に惚れてします。シスターも最高です。エマさんの作品では一番のお気に入りになりました。
フランス語と英語の教師を経て、コンピューター・プログラマーに転職。ものを作り出すことへの欲求は、油絵や陶芸、建築デザイン、自宅のインテリアに向けられた。また、人と人とのつながりに興味を持っていたことから、ロマンス小説の世界に楽しみを見いだすようになり、それが登場人物たちを個性的に描く独特の作風を生み出すもとになった。