ハーレクイン・シリーズ
偏見と嫉妬
冷たい大富豪と没落令嬢の逆転劇。
彼女を待ち受ける、屈辱的な仕打ち──
父が莫大な借金を抱えたまま他界し、ドーラは16歳で全財産を失った。 兄と力を合わせ懸命に生きてきた10年後のある日、 彼女のもとに思いがけない知らせが届いた。 父亡きあと人手に渡った屋敷がふたたび売りに出され、 ドーラ兄妹の幼友達で実業家のコールが買い取ったという。 かつて貧しい職人の子だった彼は、行方不れずの10年のあいだに持ち前の才覚で事業を成功させ大富豪になっていたのだ。 昔から反目し合う仲の彼に思い出の屋敷を奪われるなんて……。 さらにコールは、ドーラの兄の店に資金援助を約束する一方で、 彼女に尊大に命じた──屋敷でハウスキーパー兼秘書として働け、と。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年05月20日
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- 著者
- ジェイン・ドネリー
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- 訳者
- 藤﨑香里
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年05月07日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22419-4
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- 書籍番号
- I-2419
読者レビュー
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モニター
10年前の誤解が原因でコールを嫌うドーラ。いつ誤解が解けるのかハラハラでした。真実を知って、これでうまくいくかと思ったら最後にひと波乱! やっと両想いになれてホッとしましたが、もっとラブラブの二人も読みたかった~。
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モニター
苦労して一流秘書にまでなった自立したヒロインと、身分の低い生まれながら実力で富豪になったヒーローが再会。どちらも負けん気が強く、ハラハラさせられっぱなしでした。ヒロインの思い込みの激しさが実は愛情の裏返しだったとわかり、ほっこりした気分になりました♪
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ベストロマンス大賞2016年上半期読者の声
「心の機微を見事に描く」
タイトルは堅苦しい感じがしましたが、読んでみると人間の持つ様々な嫉妬と、思い込みが見事に描かれていました。自分の気持ちに気がつけないドーラやなかなか思いを告げられないコール。切なくてそれでいてロマンティック。心の奥底に隠れている愛を見つけないと真の幸せは見つからないのかも。(aiai 神奈川県 主婦) -
ベストロマンス大賞2016年上半期読者の声
「心の音符」感動しました。(兵庫県 会社員 すいれん)
ハーレクイン黎明期を支えたイギリス人作家の1人。10代のころから新聞記者として働き、そこで出会った男性と結婚した。だが娘がまだ5歳のときに夫と死別。家で娘を育てながら生計を立てるために作家になることを決意し、スリラーやロマンスなどあらゆるジャンルの小説を出版社に送る日々を経て、1965年にデビューした。以来、2000年まで精力的に執筆を続けた。