ハーレクイン・シリーズ

偏見と嫉妬
冷たい大富豪と没落令嬢の逆転劇。彼女を待ち受ける、屈辱的な仕打ち──
父が莫大な借金を抱えたまま他界し、ドーラは16歳で全財産を失った。兄と力を合わせ懸命に生きてきた10年後のある日、彼女のもとに思いがけない知らせが届いた。父亡きあと人手に渡った屋敷がふたたび売りに出され、ドーラ兄妹の幼友達で実業家のコールが買い取ったという。かつて貧しい職人の子だった彼は、行方不れずの10年のあいだに持ち前の才覚で事業を成功させ大富豪になっていたのだ。昔から反目し合う仲の彼に思い出の屋敷を奪われるなんて……。さらにコールは、ドーラの兄の店に資金援助を約束する一方で、彼女に尊大に命じた──屋敷でハウスキーパー兼秘書として働け、と。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年05月20日
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- 著者
- ジェイン・ドネリー
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- 訳者
- 藤﨑香里
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- 定価
- 723円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-22419-4
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- 書籍番号
- I-2419
ハーレクイン黎明期を支えたイギリス人作家の1人。10代のころから新聞記者として働き、そこで出会った男性と結婚した。だが娘がまだ5歳のときに夫と死別。家で娘を育てながら生計を立てるために作家になることを決意し、スリラーやロマンスなどあらゆるジャンルの小説を出版社に送る日々を経て、1965年にデビューした。以来、2000年まで精力的に執筆を続けた。