ハーレクイン・シリーズ
10歳で母と死別し、伯父に引き取られたグレイスは、 伯母と従姉に虐げられ、みじめな暮らしを送ってきた。 あるとき、従姉に無理やり連れだされてトルコへ赴いたグレイスは、ギリシア大富豪レオと運命的な出会いを果たす。 そして、レオの完璧なエスコートで豪華なヨットに誘われ、 身分差に臆しながらも、その魅力に抗えず一夜を過ごすことに。 これはたった一度きりの逢瀬。もう二度と会うこともないわ。 ところが帰国後、グレイスは妊娠に気づいて衝撃を受ける。 しかもそこへ、すべてを察知したかのようにレオが現れて……。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年05月05日
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- 著者
- リン・グレアム
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- 訳者
- 槙由子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年04月15日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13155-3
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- 書籍番号
- R-3155
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- ミニシリーズ
- 噂のギリシア大富豪
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マミー
じっくり読むつもりが、ページをめくった瞬間から、一気読みしてしまいました。ヒロイン・グレイスは、恵まれない環境にいながらも、清廉で芯の強さを持った自立心溢れる現代女性です。ヒーロー・レオとは、互いに強く惹かれながらも、立場の違いや価値観の違いなどもあり“心”が結ばれるまでが、焦れったくもどかしかったのですが、その焦れったさも、もどかしさも、物語の醍醐味のひとつだと思います。
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kokko
薄幸のヒロインが、たった一度の逢瀬でヒーローの子を妊娠。ヒーローもヒロインも子供の頃の辛い経験から愛を信じきれないので、歩み寄りに時間がかかるし、その点、ヒーローは強引ながらもよく頑張ったと思います。ただ、憎まれ役にはもっと天罰があってもよかったかなぁ。
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N・H
はじめて本を受け取って本の帯に大きく読みやすい文字になりましたと書かれていたので、どうなんだろうと本を開いてみると本当に大きい文字で眼鏡が必要なく本が読めるのに感動しました。だいたい文庫本だと眼鏡が必要になりますがハーレクインは大丈夫です。それと文章が二段にわかれているのも読みやすいのかなと思いました。描写も丁寧に書かれておりそれぞれの登場人物には驚かされたり、憧れる気持ちになったりと読むことに飽きさせない展開が良かったです。
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MK
大き目の文字、1頁が上下に2分割されていて、読み易かった。レオは大富豪にありがちなドSキャラっぽいんだけど、著者が優しい人なんじゃないかな、台詞使いが優しくて好印象。一夜の恋、ましてや妊娠となると、お互いのすれ違いが歯痒くてイライラする場合も多いけど、この作品ではそういう事もなく、温か~い雰囲気が漂ってました。エロというより、色っぽい感じ。割れた腹筋、黒髪、豊かなまつ毛のヒーローとのホットなひと時をどうぞ。
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みきみくるん
ありそうでありえない。そんなシチュエーションの物語。リン・グレアムの作品らしいものでした。たった一晩のはずが運命の歯車が噛み合う時はこうなるものなのかなぁと思いながら読みました。一晩過ごした相手には婚約者がいて…もうこの先どうなるのか自分の中で想像しながら読み進めました。目が合った瞬間はどんな感じだったんだろうとか。とにかく気持ちはワクワクでした。素敵な物語をありがとうございました。
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ベストロマンス大賞2016年上半期読者の声
「ラブストーリーの魔術師」
ハッピーエンドとわかっていても、ハラハラドキドキしてしまう、シンデレラストーリー。さすが、リン・グレアムです。(千葉県・ぷー・主婦)
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ベストロマンス大賞2016年上半期読者の声
「最も苦しみを知る者が最も素晴らしい愛を得る」美しい愛が紡がれました。(静岡県 高見順子)
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ベストロマンス大賞2016年上半期 読者の声
「最も苦しみを知る者が最も素晴らしい愛を得る」美しい愛が紡がれました。(静岡県 高見順子)
北アイルランド出身。10代のころからロマンス小説の熱心な読者で、初めて自分で書いたのは15歳のとき。大学で法律を学び、卒業後に14歳のときからの恋人と結婚。この結婚は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚するという経歴の持ち主。小説を書くアイデアは、自分の想像力とこれまでの経験から得ることがほとんどで、彼女自身、今でも自家用機に乗った億万長者にさらわれることを夢見ていると話す。