ハーレクイン・シリーズ
やむなき事情から人工授精で匿名者の子を身ごもったハリエットは、 人里離れた浜辺を一人で歩いているときに産気づいてしまった。 たまたま通りかかった外科医の男性に救われるも、 母子ともに命の危険にさらされた状況で意識が混濁し、 ハリエットはそのときのことを覚えていなかった── 命の恩人であるそのハンサムなドクターの顔さえも。 彼は駆けつけた救急隊に母子を託し、名乗りもせずに立ち去った。 2年後、ハリエットは看護師として復帰し、同僚に温かく迎えられるが、 ただ一人、新しい外科医長のパトリックだけはつらくあたるのだった。 いったいどうして、彼はわたしをこんなにも蔑むの……?
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2016年05月05日
-
- 著者
- アリスン・ロバーツ
-
- 訳者
- 小林ルミ子
-
- 定価
- 723円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2016年04月15日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-22417-0
-
- 書籍番号
- I-2417
-
ことり
はじめてハーレクインの小説を拝読させていただきました。ハリエットとパトリックの関係は、最後、どうなるのか、展開が気になり、普段小説を読まない私でもスラスラと読めました。ハーレクイン小説って面白いですね!
-
すぬちゃん
読み終わりがスッキリして、一番良い感じで終わったのが良かった。展開も早く、モヤモヤすることもなく読めた。仕事の話は特殊なので、知らない人は少し難しく思われるかもしれないが、自分に置き換えると考えさせられました。
-
鳥子
最初の出産時の展開には引き込まれます。出産時にハリエットが発した言葉がのちのち誤解を生む種になっていくのですが、あっさり和解してしまうのがご都合主義な面がありました。登場人物が多すぎて、もっとページを割いてくれればなぁと思う半面、どの人物もちゃんとそれぞれに幸せになっていくので、読後はとても良かったです。
-
くま
私たちが、今この世に生きているそれだけですでに誰かの奇跡☆ 母が私をお腹に宿したとき、そんなときのことは想像したこともなかったけど、きっと家族みんなにとって奇跡のような出来事だったんだ。。。私たちは願うことを忘れていないか? ここしばらく願うことを忘れてしまっていた自分の経験や常識で勝手に判断してしまっていた。。。奇跡を信じる心をもって、旅に出た子供たち。みんなそれぞれの夢をもって心の底から自分の願いをぶつけた子供たち。信じる心には、きっときっと奇跡をおこしてくれる、そう信じて私は、今日も生きていきたい。大切な毎日を。。。For nothing is impossible with God!! そう思わされたお話でした。
-
ベストロマンス大賞2016年上半期 読者の声
全体にやさしさを感じ読み終わった時に幸せを感じた。ケガや病気をしていても、入院していてもほかの人に元気や希望を持たせることのできる人がいるっていいな。このヒロインも元気を分けてくれる事ができる人。この子供も元気をくれる。(北海道 KK)
ニュージーランド生まれの彼女は父親の仕事の関係で5歳のときから海外生活を経験した。帰国ののち小学校教師となり、医師の夫と結婚。クライストチャーチに移住後は医療関係の仕事に携わる。夫とスコットランドに滞在していたとき、小説を書き始めた。現在は救急隊員の資格を取るべく訓練中で、執筆の合間には、可能な限り現場に出ているという。