ハーレクイン・シリーズ
長年、シレナは実業家ラウルの優秀な秘書だった。 そして数カ月前、夢がかなって彼の恋人になれたと思った。 だがその翌日、ラウルはシレナを警察に突き出した── 彼の口座からお金を盗んだと、一方的に決めつけて。 優しかった彼が、法廷では別人のように憎しみを露わにした。 判決が言い渡され、安堵したシレナはその場で気を失ってしまう。 意外にも、駆けよって抱きとめたのはラウルだった。 朦朧とする意識のなかで、シレナは無言の叫びをあげていた。 だめよ、彼に妊娠していると知られては。絶対にだめ……!
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年04月20日
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- 著者
- ダニー・コリンズ
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- 訳者
- 小泉まや
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年03月31日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13153-9
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- 書籍番号
- R-3153
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sin
ヒロインが憧れの人と恋人になった途端、警察?! 冒頭からスリリングな展開で驚きました。ヒロインだけじゃなくヒーローにも複雑な胸の内があることが読むうち明らかになり切なくなりました。ラストでわだかまりもなくなり結ばれてほっとしました。ヒロインの妹も可愛らしいのでスピンオフが出たらいいのにと思いました。
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モニターY
ハーレクインデビューでしたが、文字が大きくて、とても読みやすく、ストーリーに引き込まれ、あっという間に読んでしまいました。子どもの親権を巡っての愛憎物語なのかと予想をして読み始めたのですが、愛するゆえに傷つくのを恐れ、本心を出せず、お互いを傷つけあうようなストーリーにハラハラドキドキ。早くお互いの気持ちに気づいてと願いながら、シレナはどんな美女で、ラウルはどんなイケメンなの~と想像をしつつ、読み終えた今でも、二人とも幸せのままでいて欲しいと願ってしまう作品です。
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ミミ
冒頭から不穏な空気が流れ、ドロドロした話なのかと思いましたが、実はピュアなヒーローとヒロイン。こんなに難しい状況をどうやって乗り越えるの?と気にしながら読みました。2人が懸命に自分自身と向き合う様子は必見です! 表紙はシンプルで上品なデザインになり、文字は大きくなってとても読みやすいです。
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モニター
最初から驚くような場面から始まり、まるでジェットコースター並みの展開にハラハラ、ドキドキしながらページをめくり、あっという間に読み切りました。 女性なら一度は夢見るような舞台の演出など、自分がヒロインになったつもりで楽しめました。最初はヒロインにつらく当たっていたヒーローも最後はヒロインにメロメロになり、思いを伝えるべく努力している様子がとてもかわいらしかったです。
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モニター
子供が存在していなければ、二人の関係はどうなったのか? この作品では、意外にもセクシー系の男性にも母性があるんだと確信しました。
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ベストロマンス大賞2016年上半期読者の声
「胸が苦しくなるような報われない愛に一途なヒロインを書ける作家」
過去の経験と誤解からヒロインを何度も傷つけたヒーローが、ラストに、ヒロインにしてやれなかったこと、失なわせてしまったことをすべて叶えようとしたサプライズに感動です。(長崎県 会社員 ロマンス大好き)
カナダ出身の作家。高校生のころにロマンス小説と出会い、小説家という職業はなんてすばらしいのだろうと思ったという。以来、家族の反対や“普通の”仕事に追われながらも、さまざまなジャンルの執筆に挑戦し、ついに念願叶ってハーレクインからデビューすることになった。まるでロマンス小説さながらの、ハッピーエンドを生きている気分だと語る。